クレショフ効果とは?具体例をわかりやすく解説

目次
編集 セオリーズ編集部

本記事は、セオリーズ株式会社の編集部が、心理学・認知科学・行動科学に関する文献や公開情報を確認したうえで作成しています。内容は一般的な知識提供を目的としており、医学的診断・治療を代替するものではありません。

クレショフ効果とは

クレショフ効果とは「前後の脈絡がない映像や写真の羅列」に対して「前後のつながりを無意識に関連づけ、勝手に意味を解釈してしまう」認知バイアスです。

例えば以下の画像を見てみてください。

猫はどのような気持ちでしょうか?

  • 猫がご飯を狙っている
  • 猫がご飯を食べたがっている
  • 猫がご飯を食べれず、いじけている

といったように「猫」と「ご飯」を関連づけて、猫の表情を解釈したら、それがクレショフ効果による影響です。本来、この2枚の写真には一切関係がありません。横に並べただけです。

このように、本来は関係のない写真の羅列に対して、無意識に関連づけて解釈してしまう、といった傾向をクレショフ効果と言います。

観た人の解釈を操作する強力なツールなので、TVCM等の広告で活用される事例が多いですね。

補足:認知バイアスとは

認知バイアスとは、常識や固定観念、また周囲の意見や情報など、さまざまな要因によって、誤った認識や合理的でない判断を行ってしまう認知心理学の概念です。

認知バイアスの具体例

クレショフ効果の起源・代表研究

クレショフ効果の起源は、ロシア(当時はソ連)の映画監督・理論家レフ・クレショフが、1910年代末〜1920年代初頭にモスクワで進めたモンタージュ研究にあります。

とくに1922年ごろ、のちの全ロシア映画大学(VGIK)で、同じ無表情の顔と「スープ/棺/女性」などのショットを組み合わせ、観客が空腹・悲しみ・欲望と読み替える現象を示したとされます。

クレショフ効果の実験内容

クレショフ効果の実験では、同一の無表情の顔ショットを用意し、直前・直後に「スープ」「棺」「女性(子ども)」など、情緒の異なるカットを挟んだ短い映像を、複数作りました(編集順だけを変える)。

被験者を各パターンに割り当てて視聴させ、どう感じるかを検証しました。

Case
男性(無表情)→スープ→男性(無表情)
Case
男性(無表情)→棺のなかの遺体→男性(無表情)
Case
男性(無表情)→ソファーに横たわる女性→男性(無表情)

被験者には、視聴後に「男性がどのような感情を表していたと思うか」を回答してもらいます。もちろん男性は無表情で、3枚の写真とは全く無関係です。ところが結果を見てみると、以下のようになりました。

  • スープ→空腹、飢え
  • 棺のなかの遺体→悲しみ
  • ソファーに横たわる女性→欲望

このように「直前に見たカットと関連した感情が回答された」ということから、クレショフ効果の存在が実証されています。

また、この実験では写真が『順番』に呈示されてましたが、全く無関係な写真や絵を『同時』に見せられたときにも、同じような効果が生じることがわかっています。

ただ、元映像は現存せず、当時の記録に基づくため、挿入されたカットの内容など細部は諸説あり、近代まで効果の信憑性について議論されていました。

クレショフ効果が起こる仕組み・背景

クレショフ効果が起こる背景には、私たちの脳が「表情そのもの」だけで感情を決めているわけではない、という仕組みがあります。前後の出来事や場面の空気を手がかりに、人物の気持ちを自然に補完してしまうためです。

クレショフ効果が起こる背景
  • 脳は「文脈」を使って感情を補完する
  • 表情が曖昧なほど、周辺情報に引っ張られる

ここでは要因を2つに整理して解説していきます。


クレショフ効果が起こる背景#1
脳は「文脈」を使って感情を補完する

人間は単体の情報ではなく、情報の「つながり」から意味を見出す性質があります。映画のカット割りのように、ある映像の次に別の映像が示されると、脳は無意識に両者を関連付け、ストーリーや感情を捏造します

表情そのものに明確な情報がなくても、直前の「文脈」というヒントを使って、脳が勝手に「悲しんでいる」「喜んでいる」といった感情を補完して解釈するのです。

脳は「文脈」を使って感情を補完する例
  • 成功後の無表情
    達成シーン直後だと、同じ顔でも「誇らしい・安心した」と解釈されやすい。
  • 失敗後の無表情
    謝罪やミスの直後だと、「落ち込み・反省」の表情に見えやすくなる。

クレショフ効果が起こる背景#2
表情が曖昧なほど、周辺情報に引っ張られる

情報が不十分な「無表情」は、脳にとって解釈の余白が多い状態です。そのため、直前の映像やBGM、字幕といった周辺情報が強力な答えとなり、印象が決定づけられます

同じ「真顔」の映像でも、前に「豪華な食事」があれば空腹に見え、「遺体」があれば深い悲しみに見えるように、受け手の心理が周辺情報によって特定の方向へ誘導されるのがこの効果の特徴です。

表情が曖昧なほど、周辺情報に引っ張られる例
  • 字幕が感情を決める
    「激怒」「ショック」などの文字が入ると、無表情でもその感情を読み取りがち。
  • BGMが印象を上書き
    不穏な音で緊張、明るい音で安心へ。同じ表情でも評価が揺れる。

先行刺激が後の判断に影響する「プライミング効果」や、一部の印象に全体が引きずられる「ハロー効果」と密接に関わります。これらは情報の空白を埋める脳の生存戦略ですが、印象操作や誤解の原因にもなり得ます。

補足:プライミング効果とは

プライミング効果とは、先に受けた刺激(情報)が、その後の判断や行動に無意識の影響を与える現象のことです。

英語の「Prime(下準備をする)」が語源で、脳の中で特定の記憶が「呼び起こされやすい状態」になることから、日本語では「呼び水効果」とも呼ばれます。

プライミング効果の具体例

言語のプライミング
・10回クイズ:「ピザ」と10回言った後に、肘(ひじ)を指差して「ここは?」と聞かれると、つい「ひざ!」と答えてしまう遊び。

五感のプライミング(日常)
・嗅覚: ふとカレーの匂いを嗅ぐ(刺激)と、その日の夕食にカレーを選びたくなる。
・視覚: 綺麗な花の画像を見た後に街を歩くと、普段は素通りする花屋が目に留まりやすくなる。

クレショフ効果の近代における検証研究

クレショフ効果は映画理論として有名ですが、元の実験映像が失われたため、長年「本当に起きるのか?」という疑問の声もありました

しかし近年、心理学や脳科学の発展により、客観的なデータに基づく再検証が進んでいます。「文脈が顔の印象をどう変えるのか」を、最新の脳計測(fMRI)や行動実験によって明らかにした3つの代表的な研究を紹介します。

近代の検証研究#1
文脈で顔の評価が変わる(fMRI)|Dean Mobbs ら(イギリス)/2006年

同一の無表情な顔を、「ポジティブ」「ネガティブ」「中立」な短い映像と組み合わせて提示した。
Dean Mobbs.2006

実験内容:

被験者に、その顔の表情や心的状態を評価させると同時に、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)を用いて脳活動を測定した。文脈情報が、脳内での感情処理にどのような影響を与えるかを神経科学的な視点から検証した。

実験結果:

同じ顔でも、直前の映像に合わせて感情の読み取りが変化した。特に恐怖の文脈では、脳の感情中枢である「扁桃体」が強く反応した。

文脈が脳における感情推定プロセスを強力に左右することが、世界で初めて実証された。

近代の検証研究#2
クレショフ効果は本当にあるか?(追試)|Daniel Barratt ら(スウェーデン・デンマーク)/2016年

「顔→対象物→顔」という古典的構成を用い、幸福・悲しみ・空腹・恐怖など複数条件で実験した。
Daniel Barratt.2016

実験内容:

36名の参加者が感情カテゴリ、快・不快の度合い、興奮度(感情の強さの度合い)を評定した。さらにアイトラッキング(視線計測)を併用し、視聴者が顔のどこに注目して感情を読み取ろうとしているかも詳細に分析した。

実験結果:

多くの条件で文脈と一致する感情が選ばれ、快・不快の度合いも想定通りに変化した。特定の編集構造が視聴者の心理に一定の効果を及ぼすことが再確認され、古典的な映画技法の妥当性が科学的に裏付けられた。

近代の検証研究#3
実写映画に近い条件で再検証(行動×fMRI)|Zhengcao Cao ら(中国)/2024年

プロの映画監督の指導で撮影した高品質な素材を用い、実際の映画に近い「顔→場面→顔」のシーケンスを作成した。(Zhengcao Cao.2024

実験内容:

実験1(59名)で行動評価を行い、実験2(31名)ではfMRI下で評価を実施した。これまでの簡易的な静止画実験ではなく、よりリアルな映像体験に近い条件下でも効果が成立するかを検証した。

実験結果:

恐怖や快楽の場面が、続く「無表情」の解釈を負または正へと明確にシフトさせた。脳内でも社会的認知に関わる領域の活性化が確認され、実写映画に近い複雑な文脈下でも、クレショフ効果が普遍的に成立することが示された。

クレショフ効果の具体例

「クレショフ効果」は、映画や広告、デザインの中によく活用されていて、特にわかりやすいのは、商品のパッケージや販促、企業のパンフレットやウェブサイトなどです。

実際に、静的な写真やデザインを使って、商品や事業内容などにできるだけよいイメージを与えようと、様々な試行錯誤が施されています。

クレショフ効果の具体例#1
SNSのショート動画

近年、この効果がもっとも悪用・誤用されているのがSNSの短尺動画です。

「怒る人物」の前に「失礼な記者」を繋げれば正当な抗議に見えますが、「泣く子供」を繋げれば冷酷な人物に見えてしまいます。

視聴者の脳は、前後のカットを無意識に関連付けて「一つの真実」を作り上げますが、それは編集者が意図した虚像かもしれません。

発信側の意図一つで真実が歪められるリスクを自覚し、「提示された文脈を疑う」メディアリテラシーを持つことが、情報に踊らされないための現代の生存戦略といえます。

クレショフ効果の具体例#2
ペットとペットアイテム/フード

スクロールできます

このようなペットとペットフードはよくある例ですね。

  • ペットがご飯を食べたがっている
  • ペットが「このごはんを買って欲しい」と消費者に訴えかけている

というストーリーとして、この2つの写真を無意識に関連づけてしまうのです。人によっては、プリントされた写真に自分自身のペットと重ね合わせるかもしれません。その場にはいないはずなのに、自分の飼い猫が直接消費者に「食べたい!!」「買ってくれ!!」と訴えかけているように感じるのです。

クレショフ効果の具体例#3
洗濯用洗剤のテレビCM

洗濯機用洗剤や柔軟剤のCMでは、洗濯物をなぜか『青空の下』で干している映像が多くあります。

そして、洗濯物に汚れた服はなく、大抵は新品の白いティーシャツかタオルが使用されていて、さらに洗剤や柔軟剤を洗濯機に投入している場面すらほぼありません。

このように、CMの映像では『現実』と全く関係のない洗剤や柔軟剤のパッケージやロゴ、タオルなどの洗濯物、謎の青空が繋ぎ合わされているものが大半です。

にも関わらず、CMを見る消費者は、あたかもその洗剤を使って洗濯された服が干されていると認識し、まるで青空の下で干されて、爽やかに乾いていくように受け取ってしまうのです。

青空だけでなく、「子どもの笑顔」や「ふかふかのタオル」といった、直接洗剤とは関係ないが「清潔感・安心感」を象徴するカットが挿入される点も、クレショフ効果を利用しています。

クレショフ効果の具体例#4
ビールや酒類のテレビCM

ビールなど酒類のテレビコマーシャルも、「クレショフ効果」がふんだんに用いられています。

ただ、アルコールの宣伝には、未成年の飲酒防止や飲酒による健康への影響を鑑みて、広告には厳しい規制があります。

  • 喉元を通る「ゴクゴク」等の効果音は使用しない
  • お酒を飲むシーンについて喉元アップの描写はしない
  • スポーツ時や入浴時の飲酒を推奨誘発する表現は避ける

こうした制限のなかでビールを飲んだあとの爽快感やおいしさをアピールするため、「泡」や「情景」などを活用して、各社が日々趣向をこらしています。

そのため、TVCMや電車の中吊り広告などを見かけた際には、「クレショフ効果」の視点で見てみると面白いかもしれませんね。

クレショフ効果の具体例#5
ハムのマーケティング

例えば、同じハムを売り出すにも、伝えたいメッセージによって、その訴求方法は大きく変えられています。

Case1.イタリア製であることを訴求したい場合

イタリアの町並や歴史的建造物の画像・映像と商品とを組み合わせることで、イメージしやすくなります。

Case2. 高級感を訴求したい場合

高級感をアピールしたいなら、おしゃれな空間でワイングラスが輝いている画像と組み合わせられたり。

Case3. 日常(朝食用)の購入を促したい場合

もっと日常的なイメージで購入してもらいたいならば、家庭の食卓やトーストの画像・映像と商品とを組み合わせるなどといった活用方法がされています。

このように、商品のマーケティングやブランディングの観点における「アピールしたい特徴」「どのような場面で食べてもらいたいのか」軸で訴求されやすいです。

クレショフ効果と対比する表現技法(対位法)

クレショフ効果は「調和」による補完を利用しますが、あえて映像と音(または前後の意味)を不一致させる「対位法(コントラスト)」という表現技法も存在します。

脳が予想した文脈を裏切ることで、視聴者に強い違和感や衝撃を与え、単なる調和以上の深い情緒や皮肉を際立たせることが可能です。この「ズレ」が生む緊張感こそが、観客の感情を強く揺さぶる鍵となります。

対比で表現を際立たせる具体例
  • 悲劇 × 陽気な音楽(対位法)
    凄惨な暴力シーンや深い悲しみの場面で、あえて明るいクラシックやポップスを流す手法。
    →その不気味さが、事態の異常性や虚無感を何倍にも増幅させる
  • 無表情 × 圧倒的な絶景
    大切な人を失った直後、ただ広大で美しい大自然のカットを挿入する。
    →人物の無表情が「絶望による虚脱」として強調され、言葉以上の哀愁が漂わせる
  • 笑顔 × 不穏な重低音
    一見幸せそうな家族の食事シーンに、地響きのような低音を重ねる。
    →これにより、その笑顔が「狂気」や「崩壊の前兆」へと一気に意味を変える

あえて文脈を外すことで、受け手は「なぜ?」と深く思考し、感情が強く揺さぶられます。この葛藤が解消される瞬間に大きな感動や納得(カタルシス)が生まれ、単なる補完を超えた芸術的な体験へと繋がります。

認知機能(MBTI)でみるクレショフ効果の影響度

認知機能ベースで見ると、Ni(内向的直観)が主機能として判断基準に置かれるタイプは、クレショフ効果にかかりやすい傾向にあります。

クレショフ効果とは、本来は無関係な情報同士を並べて提示されることで、意味的なつながりや感情的解釈を読み取ってしまう認知バイアスです。このバイアスの中核にあるのは、「文脈があるはずだ」という前提で情報を統合してしまう点です。そのため、Ni主機能が判断を主導する場合、このバイアスが構造的に発生しやすくなります。

Ni(内向的直観):意味・文脈の自動生成

  • 判断基準が「この組み合わせが示す本質」「裏にある意味」に置かれる
  • 隣接した情報から、一貫したストーリーや意図を抽出しやすい
  • 「並んでいる=関係がある」という解釈が生まれやすい
Ni主機能のMBTIタイプ
  • INTJ(建築家)
    提示された情報の配置から意図や意味を読み取り、関係性を前提に解釈しやすい
  • INFJ(提唱者)
    文脈的つながりを重視するため、無関係な要素にも意味を見出しやすい

※あくまで判断プロセスの傾向差です。

印象固定による補強(Se的補強)

Niによって生成された意味づけが、Seによって「強い印象」として固定されます。

Se(外向的感覚):直前刺激の印象残留

  • 判断基準が「直前に見たもの」「直後に感じた印象」に置かれる
  • 並べて提示された刺激の感情トーンが、次の対象に転移しやすい
  • 「この印象を受けた=この対象の性質だ」という短絡が起きやすい

特に、映像・写真・広告・SNSのタイムラインのように、視覚刺激が連続する環境では、意味生成(Ni)+印象固定(Se)が同時に働き、クレショフ効果が強化されやすくなります。

クレショフ効果の影響を受けにくいMBTIタイプ

逆に、クレショフ効果にかかりにくいのは、判断基準がTi(内向的思考)やSi(内向的感覚)に固定されているタイプです。

  • Ti(内向的思考):情報同士の因果関係や論理的接続があるかを検証する
  • Si(内向的感覚):過去の実例や既知パターンと照合し、関係の有無を確認する

これらが主機能となっている場合、「並んでいること」と「関係があること」を切り分けやすく、クレショフ効果に陥りにくい傾向があります。

Ti/Si主機能のMBTIタイプ
  • INTP(論理学者)※Ti主機能
    意味づけの前に構造的関係を確認し、印象連結を行いにくい
  • ISTP(巨匠)※Ti主機能
    刺激を個別事象として処理し、文脈的飛躍を起こしにくい
  • ISTJ(管理者)※Si主機能
    既存知識や前例を基準にし、新奇な連結を疑いやすい
  • ISFJ(擁護者)※Si主機能
    過去の経験則と照合し、感情的印象の転移を抑制しやすい

誤解しやすい点なので補足すると、クレショフ効果は「感受性が高いから起きる」のではありません。意味や文脈を自動生成し、それを検証せず採用した瞬間に発生します。

また、Ti/Siタイプであっても、映像編集や情報量の多い環境では、このバイアスは起きます。判断基準が何であれ、「関係性の検証を省略した時点」で、クレショフ効果は発生します。

認知バイアスを緩和するポイント

認知バイアスの原因は「経験や直感からくる思い込み」にあるので、対処すれば、一定は軽減できます。※人間である以上、全てを防ぐのは不可能です。

認知バイアスを緩和するポイント
  • 認知バイアスへの理解を深める
  • 認知バイアス診断で思考の癖を知る
  • 批判的に考え、第三者の意見を取り入れる

認知バイアスを緩和するポイント①
認知バイアスへの理解を深める

まず、認知バイアスの存在を知らなければ、防ぎようがありません。あなたが人間である限り『なにかしらのバイアスが少なからず働いている』という認識を持つところから始めましょう。

例えば、データ分析からアクションを検討する場合においては、下記のポイントを意識して、合理的に読み解く必要があるので、注意をしたいところです。

  • 確証バイアス
    自身の仮説を支持する都合良い情報ばかり集めていないか
  • 生存バイアス
    サンプリング対象に失敗事例は含まれているか
  • サンプリングバイアス
    サンプル対象が特定の属性に偏っていないか
  • 錯誤相関
    データ同士の相関性から間違えた因果関係を見出していないか

ちなみに「自分は大丈夫」「今回のケースは大丈夫」と思うのであれば、それもバイアスです。(楽観バイアスや正常性バイアスなど)。

ソクラテスの哲学「無知の知」にあるように、理解したつもりにならず、謙虚に向き合い、今後の学びに繋げていきましょう。

認知バイアスを緩和するポイント②
認知バイアス診断で思考の癖を知る

次は、自身が「どういったバイアスを持ちやすいのか」という思考の癖を知ることをおすすめします。簡易的なものであれば、無料アプリの「ミイダス」で診断可能です。

▼ミイダスで診断してみよう

引用:バイアス診断ゲーム(ミイダス)

ミイダスはもともと、転職市場価値を診断できるアプリですが、「バイアス診断ゲーム」をはじめとした心理学系の診断がいくつかあります。数分の診断で結果がわかるので、興味があれば試してみてください。

認知バイアスを緩和するポイント③
批判的に考え、第三者の意見を取り入れる

認知バイアスに陥るのを防ぐために「なにごとも疑ってかかる」「自分と異なる意見を取り入れる」ことが重要です。 例えば以下のようにですね。

  • 何が事実で、何が解釈か
  • 別の観点から考えると、解釈は変わるか
  • どのような反対意見があるか

このように、さまざまな角度から複眼的にとらえることができれば、認知バイアスに陥りにくくはなります。いわゆるクリティカルシンキング(批判的思考)ですね。

第三者の意見を取り入れるのもおすすめです。利害関係がなく、都合が悪いことも率直に伝えてくれる相手にしましょう。自身と違った境遇・価値観を持つ方であればあるほど、視野が広がります。


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