障害者雇用で仕事を探す方法には、転職エージェント、求人サイト、就労移行支援、ハローワークなどがあります。
それぞれ受けられる支援が異なるため、転職活動の進み具合や体調、希望する働き方に合わせて選ぶことが大切です。
- 求人紹介や選考対策を受けたい場合は転職エージェント
- 自分のペースで求人を比較したい場合は求人サイト
- 働く準備から始めたい場合は就労移行支援
- 地域求人や公的支援も確認したい場合はハローワーク
この記事では、4つの転職・就職支援サービスの違いと、目的に合った選び方、併用方法を解説します。
障害のある方向け
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本記事は、有料職業紹介事業許可(13-ユ-317587)を取得しているセオリーズ株式会社の編集部が、各社の公式情報・求人情報・公的資料等を確認したうえで作成しています。
障害者雇用で使える転職・就職支援サービスの違い
障害者雇用で仕事を探す方法には、転職エージェント、求人サイト、就労移行支援、ハローワークなどがあります。それぞれ役割が異なるため、今すぐ求人に応募したいのか、働く準備から始めたいのかによって選ぶべきサービスは変わります。
求人紹介や選考対策を受けながら転職活動を進めたい方は転職エージェント、自分で求人を比較したい方は求人サイト、ブランクや体調面に不安がある方は就労移行支援、地域求人も確認したい方はハローワークを活用しましょう。
転職エージェント・求人サイト・就労移行支援・ハローワークの比較表
まずは、障害者雇用で使える主な転職・就職支援サービスの違いを比較します。目的に合わないサービスを選ぶと、求人が見つかりにくかったり、必要な支援を受けにくかったりするため、自分の状況に合うものを確認しましょう。
| サービス | 特徴 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 転職エージェント | 求人紹介、書類添削、面接対策、企業との条件調整まで支援してもらえる | 求人紹介や選考対策を受けたい人、配慮事項の伝え方に不安がある人 | 希望条件や職歴によっては紹介求人が少ない場合がある |
| 求人サイト | 公開求人を自分で検索し、企業に直接応募できる | 自分のペースで求人を比較したい人、応募先を自分で選びたい人 | 書類添削や面接対策、企業との調整は基本的に自分で行う |
| 就労移行支援 | 就労訓練や通所実績づくりを経て、一般企業への就職を目指す | ブランクが長い人、体調・生活リズム・通勤に不安がある人 | 就労移行支援の利用自体に給与は発生しない。就職まで一定の準備期間がかかることがある |
| ハローワーク | 地域求人の検索、職業相談、求人紹介、応募支援を受けられる公的機関 | 地方在住の人、地域の中小企業求人も確認したい人 | 求人票の情報量や窓口のサポートには差がある |
| 求人検索エンジン | Indeedなどで複数サイトや企業採用ページの求人を横断検索できる | 他サービスで求人が少ない人、アルバイト・パート・在宅求人も探したい人 | 求人情報の鮮度や掲載元を自分で見極める必要がある |
基本は、転職エージェントを軸にしながら、求人サイトやハローワークで求人の幅を広げる使い方が効率的です。すぐに働く自信がない場合は、無理に求人応募から始めず、就労移行支援などで働く準備を整える方法もあります。
- 早めに正社員転職したい
→転職エージェント - 求人を自分で比較したい
→求人サイト - ブランクや体調面に不安がある
→就労移行支援 - 地方で求人が少ない
→ハローワーク - アルバイト・在宅求人も広く見たい
→求人サイトを中心に、求人検索エンジンも併用
悩んだら試したい
障害者転職サービス診断
障害者雇用で使えるサービスは、障害内容・手帳の有無・希望する働き方・就労準備の状態によって変わります。どのサービスを使うべきか迷う方は、診断で自分に合う候補を確認してみましょう。
障害者雇用で使える転職・就職支援サービス4種類
ここからは、障害者雇用で使える転職・就職支援サービスを種類別に解説します。
転職エージェント、求人サイト、就労移行支援、ハローワークはそれぞれ役割が異なるため、自分の状況や目的に合わせて使い分けましょう。
障害者雇用で使える転職・就職支援サービス①
転職エージェント|求人紹介から選考対策まで支援してもらえる
転職エージェントは、担当者が求人紹介、書類添削、面接対策、選考管理、企業との条件調整まで支援してくれるサービスです。障害者雇用では、職歴やスキルだけでなく、障害特性、通院頻度、勤務時間、必要な配慮事項なども整理しながら転職活動を進められます。
初めて障害者雇用枠で転職する方や、配慮事項の伝え方に不安がある方は、まず転職エージェントを使うと進めやすいです。ただし、担当者との相性や保有求人には差があるため、1社だけでなく2〜3社を併用しましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 非公開求人や新着求人を紹介してもらえる 書類添削や面接対策を受けられる 配慮事項の伝え方を相談できる 企業との調整を任せられる | 担当者との相性に左右される 希望条件や職歴によっては、紹介求人が少ない場合がある |
- 早めに正社員転職したい
- 求人提案をしてもらいたい
- 書類添削や面接対策を受けたい
- 配慮事項の伝え方に不安がある
- 企業との連絡や選考管理を任せたい

障害者雇用で使える転職・就職支援サービス②
求人サイト|自分で求人を検索して応募できる
求人サイトは、公開求人を自分で検索し、気になる企業に直接応募できるサービスです。自分のペースで求人を比較しながら進められるため、転職の軸が明確な方や、複数の求人を自分で見比べたい方に向いています。
一方で、書類添削、面接対策、企業との条件調整は基本的に自分で行う必要があります。求人票を読み比べながら、仕事内容・勤務時間・雇用形態・配慮事項を確認できる方に向いています。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 自分のペースで求人を探せる 複数の求人を比較しやすい 企業に直接応募できる スカウトが届くこともある | 書類添削や面接対策は自分で行う 企業との連絡も自分で行う 求人票の内容を自分で見極める必要がある |
- 転職の軸が明確である
- 自分で求人を比較したい
- 企業と直接やりとりしたい
- 選考状況を自分で管理できる
- 転職活動にある程度慣れている
Indeedや求人ボックスなどの求人検索エンジンを併用すると、複数の求人サイトや企業の採用ページを横断して探せます。
障害者雇用で使える転職・就職支援サービス③
就労移行支援|働く準備から始められる
就労移行支援は、すぐに求人応募するのではなく、職業訓練や生活リズムの安定を通じて、一般企業への就職を目指すサービスです。ビジネスマナー、PCスキル、コミュニケーション、体調管理、応募書類の作成、面接練習などを支援してもらえます。
ブランクが長い方や、いきなり働くことに不安がある方に向いています。一方で、利用中は原則として給与が出ず、一定期間の通所が必要になるため、すぐに収入を得たい方には向きにくい場合があります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 就労に向けた訓練を受けられる 生活リズムや通所実績を作れる 応募書類や面接対策の支援を受けられる 職場実習につながることもある | 利用中は原則として給与が出ない 一定期間は通所する必要がある 事業所によって支援内容に差がある すぐに収入を得たい人には向きにくい |
- 職業訓練を受けてから就職したい
- ブランクが長く、いきなり働くのが不安
- 生活リズムや通勤に不安がある
- 体調管理や働き方を整理したい
- すぐの収入よりも就職準備を優先したい

障害者雇用で使える転職・就職支援サービス④
ハローワーク|地域密着型の求人を探せる
ハローワークは、国が運営する公的な就職支援機関です。障害者専門窓口では、求人紹介だけでなく、職業相談、応募書類や面接の助言、必要に応じた企業との調整なども相談できます。
都市部では転職エージェントや求人サイトのほうが求人を探しやすい場合もありますが、地方ではハローワークに地域密着型の求人が集まっていることがあります。転職エージェントで紹介求人が少ない場合も、併用すると選択肢を広げやすいです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 無料で利用できる 地域密着型の求人を探しやすい 障害者専門窓口で相談できる 地方や中小企業の求人も確認できる | 求人票の情報量に差がある 条件確認は自分でも行う必要がある 担当者や窓口によってサポートに差がある 専門職求人は少ない場合がある |
- 地方エリアに住んでいる
- 地域密着型の中小企業求人を見たい
- 転職エージェントで紹介求人が少ない
- 公的機関の窓口でも相談したい
障害者雇用の転職サービスは併用するのがおすすめ
障害者雇用の転職では、1つのサービスだけに絞るよりも、目的に応じて複数のサービスを併用したほうが求人の取りこぼしを減らせます。特に転職エージェントは、サービスごとに保有求人や対応エリア、得意な障害種別、サポート範囲が異なるため、2〜3社を比較しながら進めるのがおすすめです。
ただし、体調や生活リズムに不安がある場合は、無理に求人応募から始める必要はありません。今すぐ転職したいのか、求人を比較したいのか、働く準備から始めたいのかによって、使うべきサービスを組み合わせましょう。
目的別におすすめの組み合わせ
まずは、転職活動の目的に合わせて使うサービスを選びましょう。正社員転職を早めに進めたい方は転職エージェントを軸にし、求人を幅広く比較したい方は求人サイトも併用すると効率的です。
| 目的 | おすすめの組み合わせ | 理由 |
|---|---|---|
| 早めに正社員転職したい | 転職エージェント2〜3社 +求人サイト | 求人紹介、書類添削、面接対策、企業との調整まで支援を受けやすい |
| 求人を幅広く比較したい | 求人サイト +転職エージェント | 公開求人を自分で確認しながら、非公開求人や新着求人も紹介してもらえる |
| 条件に合う求人を増やしたい | 転職エージェント2〜3社 +ハローワーク | エージェントごとの保有求人に加えて、地域求人も確認できる |
| アルバイト・在宅求人も探したい | 求人検索エンジン +求人サイト | 雇用形態や勤務形態を広げて求人を探しやすい |
正社員転職を目指すなら、まずは障害者雇用に強い転職エージェントを2〜3社比較し、紹介可能な求人や担当者の対応を確認しましょう。
地域別におすすめの組み合わせ
障害者雇用の求人は、地域によって数や職種に差があります。
都市部では転職エージェントや求人サイトで探しやすい一方、地方ではハローワークや地域の支援機関も併用したほうが選択肢を広げやすくなります。
| 地域 | おすすめの組み合わせ | 探し方 |
|---|---|---|
| 首都圏・関西圏 | 転職エージェント2〜3社 +求人サイト | 求人数が比較的多いため、エージェントごとの求人傾向や担当者の対応を比較する |
| 地方都市 | 転職エージェント +ハローワーク +求人サイト | エージェントだけでは求人が少ない場合があるため、地域求人も並行して確認する |
| 地方・郊外 | ハローワーク +求人検索エンジン +転職エージェント | 地域密着型の求人や中小企業求人も含めて、幅広く探す |
| 在宅勤務を希望 | 求人サイト +求人検索エンジン +転職エージェント | 在宅可・一部リモート・短時間勤務などの条件で求人を広く確認する |
状況別におすすめの組み合わせ
転職活動を始めるタイミングや体調の安定状況によっても、使うべきサービスは変わります。
すぐに働ける状態であれば転職エージェントを中心に進めやすいですが、ブランクや体調面に不安がある場合は、就労移行支援やハローワークも検討しましょう。
| 状況 | おすすめの組み合わせ | 理由 |
|---|---|---|
| すぐに転職したい | 転職エージェント2〜3社 +求人サイト | 求人紹介から選考対策まで支援を受けながら、短期間で進めやすい |
| 在職中に情報収集したい | 求人サイト +転職エージェント | 公開求人を見ながら、条件に合う求人が出たときに相談できる |
| ブランクが長い | 就労移行支援 +ハローワーク | 通所実績や就労準備を整えながら、地域求人も確認できる |
| 体調・生活リズムに不安がある | 就労移行支援 +地域の相談窓口 | すぐに応募するより、安定して働ける状態を整えやすい |
| 求人紹介を受けられるか不安 | 転職エージェント複数社 +ハローワーク +求人サイト | 複数ルートで求人を確認し、紹介可能な求人の幅を広げられる |
迷った場合は、まず転職エージェントで紹介可能な求人を確認し、求人が少ない場合は求人サイトやハローワークを併用しましょう。すぐに働くことが難しい場合は、就労移行支援などで準備を整えてから転職活動に進む方法もあります。
障害者雇用の転職サービスに関するよくある質問
障害者雇用では転職エージェントと求人サイトのどちらを使うべきですか?
正社員転職を早めに進めたい方や、配慮事項の伝え方に不安がある方は、転職エージェントを優先するのがおすすめです。求人紹介、書類添削、面接対策、企業との条件調整まで支援を受けられる場合があります。
一方で、自分のペースで求人を比較したい方は求人サイトも併用しましょう。公開求人を確認しながら、エージェント経由の非公開求人や新着求人も比較すると、選択肢を広げやすくなります。
転職エージェントとハローワークは併用できますか?
併用できます。転職エージェントは求人紹介や選考対策を受けやすい一方で、保有求人や対応エリアに限りがあります。ハローワークを併用すると、地域密着型の求人や中小企業の障害者求人も確認しやすくなります。
特に地方で求人が少ない方や、短時間勤務・パート勤務も含めて探したい方は、ハローワークも併用するとよいでしょう。
就労移行支援と転職エージェントの違いは何ですか?
転職エージェントは、求人紹介や選考対策を受けながら企業への応募を進めるサービスです。すぐに転職活動を始めたい方や、正社員転職を目指す方に向いています。
就労移行支援は、職業訓練や生活リズムの安定、通所実績づくりを通じて一般企業への就職を目指す福祉サービスです。ブランクが長い方や、体調・通勤・生活リズムに不安がある方に向いています。
障害者手帳がなくても使えるサービスはありますか?
障害者手帳がなくても、一般向けの求人サイトや転職エージェント、ハローワークは利用できます。
障害者専門エージェントや障害者雇用枠の求人は、手帳の所持・取得予定を条件とする場合があるため、サービスや求人ごとに確認しましょう。
求人紹介を受けられない場合はどうすればよいですか?
希望職種、勤務地、勤務時間、職歴、スキル、体調の安定状況によっては、転職エージェントで紹介可能な求人が少ない場合があります。
求人紹介を受けられない場合は、希望条件を広げる、別の転職エージェントに登録する、求人サイトやハローワークを併用する、就労移行支援で就労準備を整えるなどの方法を検討しましょう。
どのサービスを使うか迷ったら何から始めればよいですか?
正社員転職を早めに進めたい方は、まず障害者雇用に強い転職エージェントを2〜3社比較しましょう。紹介可能な求人や担当者の対応を見ながら、自分に合うサービスを判断できます。
一方で、体調や生活リズムに不安があり、すぐに働くことが難しい場合は、就労移行支援やハローワーク、地域の相談窓口から始める方法もあります。



