atGP(アットジーピー)は障害者手帳なしでも使える?エージェントやスカウトには必須

この記事のまとめ
  • 結論|手帳なしでは利用できない
    atGPは障害者手帳がないと利用できません。障害者雇用の求人に応募するためには手帳が必要なので、取得しておきましょう。
  • 取得予定なら先に相談だけしても問題ない
    手帳を申請する予定があるなら、先に情報収集だけしても問題ありません。LITALICO仕事ナビかべなし求人ナビあたりは求人件数も多いので情報収集に便利です。
  • 就労移行支援なら自治体次第で利用できる
    就労移行支援サービスなら、障害者手帳を取得する前でも、医師の診断があれば受給者証を取得できることがあります。(自治体次第)

なお、実際に利用した方からの口コミ評判は、下記ページにまとめていますので、よければご覧ください。

目次
編集 セオリーズ編集部

本記事は、有料職業紹介事業許可(13-ユ-317587)を取得しているセオリーズ株式会社の編集部が、各社の公式情報・求人情報・公的資料等を確認したうえで作成しています。

atGPは手帳なしでも使える?

2026年5月

現在、atGPには大きく2つのサービスがあり、どちらかによって結論が変わります。

  1. atGP転職(転職サイト兼エージェント)
  2. atGPジョブトレ(就労移行支援事業所)

①「atGP転職」は手帳がないと求人閲覧までしかできませんが、②「atGPジョブトレ」であれば受給者証があれば手帳がなくても利用可能です。(各サービス概要はこちら

まとめると下記の通りです。

atGPは手帳なしでどこまで使えるか

atGP転職(転職サイト&エージェント)
┗ 求人検索:手帳なしでも可能
┗ 求人応募:手帳なしNG
┗ スカウト:手帳なしNG
┗ エージェント:手帳なしNG
atGPジョブトレ(就労移行支援)
┗ 受給者証があれば手帳なしでも可能

民間企業の障害者雇用を狙うなら、障害者手帳を申請してからatGP転職を利用するようにしましょう。一方で、就労移行支援なら手帳がなくともatGPジョブトレを利用できます。

①atGP転職は手帳なしだと閲覧しかできない

結論として、atGP転職だと、手帳なしでは「求人の閲覧」しかできません。求人応募や企業スカウト、またエージェントによるサポートを利用するには、手帳取得済みである必要があります。

下記、公式FAQに記載の通りです。

atGP転職(求人応募とスカウト)

Q. 障害者手帳を持っていないのですが、利用できますか? A. 当社取り扱いの求人に関しては、障害者雇用促進法に準拠しており、身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳(愛の手帳/みどりの手帳)の交付を受けていることが応募の条件となります。 スカウトメールの送付は手帳をお持ちの方、取得予定のある方が対象となります。

引用:公式FAQ

atGPエージェント

Q. 障害者手帳を持っていないのですが、利用できますか? A. 当社取り扱いの求人に関しては、障害者雇用促進法に準拠しており、身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳(愛の手帳/みどりの手帳)の交付を受けていることが応募の条件となります。 ただし、手帳をお持ちではない方でも、取得のご予定によってはご利用いただける可能性がございます。

引用:公式FAQ

②atGPジョブトレなら手帳なしでも利用できる

一方で、就労移行支援の「atGPジョブトレ」であれば、障害者手帳がなくても利用することが可能です

atGPジョブトレ

Q. 障害者手帳は必要ですか? A. 障害者手帳の有無に関わらず、主治医の診断書や定期的な通院の有無などを踏まえた自治体の判断により、利用が認められる場合があります。

引用:公式FAQ

[open title=”補足|就労移行支援とは”]

就労移行支援とは、民間企業での就職を目指している障害者の方向けに、就労準備やスキルアップ、職探しを手助けしてくれる福祉サービスのことです。

就労移行支援で受けられるプログラムには、下記のようなものがあります。

[/open]

障害者手帳がないと利用できない理由

ここでは、障害者手帳を持っていないと「atGPの利用に制限がかかる理由」を解説していきます。

手帳なしで使えない理由
  • 理由①障害者雇用枠に応募できないため
  • 理由②サポートだけでは報酬が得られないため

少しややこしい説明するので「手帳がないと使えない」とだけ理解できれば、スキップしても構いません!

この章をスキップする

障害者手帳がないと利用できない理由①

障害者雇用枠に応募できないため

障害者雇用は手帳なしだと応募ができません

なぜなら、そもそも「障害者雇用」とは、企業側が「障害者の法定雇用率」を満たす目的で作った採用枠であり、障害者手帳がないと障害者雇用として算定されないためです。(参考:事業主の方へ(厚生労働省)

ポイント

・障害者雇用枠は法定雇用率を満たすための枠 ・手帳がないと障害者雇用として算定されない ・算定されないから採用しない/できない

そのため、atGPが企業に紹介するためには、求職者が障害者手帳を持っていることが必須条件になります。

障害者手帳がないと利用できない理由②

サポートだけでは報酬が得られないため

そもそも転職エージェントは、採用企業に求職者を紹介することで、入社してはじめて報酬をもらう『人材紹介業』というビジネスをする事業者のことです。

国家から補助金をもらい運営される障害福祉サービス(例:就労移行支援や就労継続支援の事業所)と違って、障害者をサポートするだけでは報酬はありません

ビジネスモデルの違いを図示しました。

転職エージェントは障害福祉サービスではないので、紹介企業に入社することがない障害者の方をサポートすることは、無償奉仕になってしまうのですよね。

就職するために取れるこれからの選択肢

現時点で障害者手帳を保有していないあなたが、働くことに向けて取れる選択肢は下記の通りです。

他に、体調等が回復するまでは休養するという選択肢もあります。手帳を取得すれば障害年金を申請できますし、生活保護が受給できる可能性もあります。

就職に向けた選択肢①
手帳を取得して障害者雇用を受ける

障害者手帳があると障害者雇用に応募できるようになります。もし、日常生活や労働に「障害」があるなら申請をおすすめします

  • 理由1. 手帳取得にデメリットはない
  • 理由2. 障害者雇用のほうが継続率が高い

理由1. 手帳取得にデメリットはない

手帳を取得するメリットは大きい一方で、デメリットはほとんどありません。取得は早めを推奨します。

手帳取得のメリット/デメリット
  • メリット
    • 障害者雇用に応募できる
    • 各種割引・助成が受けられる
    • 税制優遇がある
    • 施設優先利用などの恩恵
  • デメリット
    • 手続きに数時間かかる
    • 心理的抵抗
    • 保険加入時に制約の可能性

障害者手帳の発行までの目安は、身体・療育で約1ヶ月、精神で約2ヶ月です。(厚労省)

理由2. 障害者雇用のほうが継続率が高い

障害者雇用は一般雇用と比べて、1年後の継続率が約1.4〜2.3倍です。

求人種別3ヶ月後1年後
障害者雇用86.9%70.4%
一般雇用(オープン)69.3%49.9%
一般雇用(クローズ)52.2%30.8%

特にクローズ就労は継続率が低く、非推奨です。

手帳取得後はエージェントに相談

障害のある方向け
おすすめの転職エージェント


LITALICO仕事ナビ
★4.6
業界最大級の求人数・実績
全国の求人件数4,000件以上
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かべなし求人ナビ
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出典:障害者転職エージェントおすすめ

就職に向けた選択肢②
手帳なしで一般雇用

手帳がない場合は一般雇用での就職になります。

区分メリットデメリット
障害者雇用配慮あり/継続しやすい求人少/賃金低め
一般雇用求人多/賃金高め配慮なし/継続しにくい

一般雇用の2パターン

  1. オープン就労(開示)
  2. クローズ就労(非開示)

基本はオープン就労推奨です。継続率が高いためです。

就職に向けた選択肢③
就労移行支援を利用する

就職に不安がある場合は、就労移行支援で訓練してから就職する選択も合理的です。

向いている人/向いていない人
  • 向いている人
    • すぐ就職が難しい
    • 体調が不安定
    • スキル不足
  • 向いていない人
    • すぐ就職可能
    • 通所が難しい

迷った場合は、ウェルビーやココルポートなどの大手事業所で相談するのが効率的です。

手帳なしでも使える障害福祉サービス

障害者手帳の発行には通常1〜2か月ほどかかるため、その間に利用できる手帳なしでも使える障害福祉サービスを紹介します。

サービス一覧
  1. 自立訓練
    生活面での自立を目的に、身体機能または生活能力の向上に向けた訓練を受けられる
  2. 就労移行支援
    民間企業での就労を目的に、職業スキルや体調管理などの訓練を受けられる
  3. 就労継続支援
    民間企業などでの就労が困難な方に、働く場を提供し、知識および能力向上に向けた訓練を行う

参考:障害者福祉サービスの利用について(厚生労働省)

手帳の代わりに「受給者証」が必要

利用するときには、障害福祉サービス受給資格(通称:受給者証)を取得する必要があり、医師の診断書などが必要になります。なお、障害者手帳がなくても利用可能です

この「受給者証」を発行するには、現在、病気や障害によって就労が難しい状態であることを証明する必要があります。障害者手帳がない場合は、下記いずれかが必要になります。

  • 医師の診断書
  • 自立支援医療受給者証

①自立訓練

自立訓練とは、障害のある方の自立を目的に、身体機能または生活能力の維持・向上に向けた訓練を受けられる福祉サービスです。

たとえば、「食事」や「お金」といった生活系プログラムから、「ストレス対処」や「生活リズム」といった体調管理プログラムまで、幅広い支援があります。

自立訓練の例
  • 生活系プログラム
    • 金銭管理
    • 身だしなみ
    • 食事、洗濯、掃除など
    • 地域生活のマナー など
  • 体調管理系プログラム
    • ストレス対処
    • 生活リズムの整え方
    • アンガーマネジメント
  • レクリエーション系プログラム
    • グループミーティング
    • 音楽、調理
    • 行事、イベント、ゲームなど

自治体によっては在宅訓練を受けられる場合もあるため、外出することが体力的にも精神的にも不安という方にも向いています。

②就労移行支援

就労移行支援とは、民間企業での就職を目指す障害者の方向けに、就労準備やスキルアップ、職探しを支援してくれる福祉サービスです。

就労移行支援事業所のプログラム一覧
  1. 就労準備
    • 生活のリズムや体調管理
    • 障害への自己理解を深める(重要!!
  2. スキルアップ講座
    • 基礎スキル(コミュニケーションなど)
    • 専門スキル(職業ごとの実践的訓練)
  3. 就職活動の支援
    • 書類作成や面接練習
    • 障がい者向け求人の紹介

就労移行支援は、事業所ごとに得意としている障害や、訓練できる職種が異なります。利用前に、どのような支援を受けられるかを詳しく確認しておきましょう。

③就労継続支援

就労継続支援とは、民間企業などで働くことが難しい場合に、障害や体調にあわせて無理なく、就労訓練や仕事を行える福祉サービスです。

主に下記の2種類があります。

就労継続支援の種類
  1. A型事業所
    雇用契約を結び、最低賃金以上の給与がある
    例:データ入力、飲食店ホール、パッキングなど
  2. B型事業所
    雇用契約は結ばず、軽作業の就労訓練をする
    例:刺繍、部品加工、農作業、クリーニングなど

違いを簡単に整理すると、下記の通りです。

主な違いA型事業所B型事業所
雇用契約結ぶ結ばない
報酬最低賃金以上の給与進捗に応じた工賃がある
平均金額
(2024年)
月給91,451円
(週20時間換算の時給目安1,063円)
月給24,141円
(週20時間換算の時給目安281円)
職種の例データ入力、飲食店ホール、パッキングなど刺繍、部品加工、農作業、クリーニングなど
※時給・工賃目安は、月額を週20時間相当で割った編集部試算

出典:厚生労働省「平均工賃(賃金)月額の実績について

実際の訓練内容や仕事の内容は事業所によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

補足|atGPの各サービスの特徴

まず、atGPと冠に付いている就職支援サービスは全部で7個あります。

名前は分かれていますが、求人情報サイトの「atGP転職」に登録すれば、atGPスカウトatGPエージェントも併せて利用することができるので、まとめて考えて構いません。

ここでは主要どころの下記2点について解説していきます。

  1. atGP転職(スカウト+エージェント)
  2. atGPジョブトレ(就労移行支援事業所)

① atGP転職

atGP(アットジーピー)
atGP(アットジーピー)の特徴まとめ
  • 全国で障害者求人を探せる老舗サイト
    • 公開求人は1,575件(2026年5月時点)
    • 都市部の事務職に強い一方、作業系や地方求人も一定数ある
  • 柔軟な働き方に対応した求人を探しやすい
    • 週20時間台の時短勤務求人あり
    • 在宅勤務・リモートワーク配慮求人も掲載
  • 求人サイト・エージェント・スカウトをまとめて使える
    • スカウト機能を利用できる
    • 就労移行支援サービスも展開

atGP(アットジーピー)は、株式会社ゼネラルパートナーズが運営する障害者向け求人サイト・転職支援サービスです。求人検索、エージェント紹介、企業スカウトを一つのサービス内で使い分けられるのが特徴です。

掲載求人は都市部の事務職が中心ですが、他社では少ない地方求人や、清掃・軽作業系、時短勤務、在宅配慮求人も見つけやすく、守備範囲は広めです。特に、首都圏・関西圏で事務職を探す人には使いやすいサービスです。

また、求人を自分で探すだけでなく、企業からスカウトを受ける使い方もできます。今すぐ転職したい人だけでなく、情報収集しながら良い条件があれば動きたい人にも向いています。

\ 公開前・非公開の求人も確認できます /

情報収集・相談だけでもOK

atGPは、転職支援だけでなく就労移行支援サービスも展開しているため、「今すぐ転職ではないが、体調を整えながら就職準備を進めたい」という人にも向いています。

atGP(アットジーピー)の基本情報
分類求人サイト/転職支援サービス
料金無料
対応地域全国
対応障害全ての障害
求人件数1,575件
主な機能求人検索、エージェント紹介、企業スカウト
登録者数累計180,000人以上
公式サイトhttps://www.atgp.jp/
運営会社株式会社ゼネラルパートナーズ
有料職業紹介許可番号:13-ユ-030101
2026年5月時点

② atGPジョブトレ(就労移行支援)

atGPジョブトレの特徴まとめ
  • 東京・神奈川・名古屋・大阪に7拠点を展開
  • 就職率97%・半年定着率93%と高水準
    • 人材・金融・通信・メーカーなど幅広い業界に就職実績あり
  • 障害特性ごとに5つの専門コースを用意
    • うつ症・発達障害・統合失調症・聴覚障害・難病に対応

atGPジョブトレは、株式会社ゼネラルパートナーズが運営する就労移行支援サービスです。障害特性ごとに分かれた専門コースが用意されており、自分の特性に合った環境で就職準備ができる点が特徴です。

就職率97%、半年定着率93%といった実績があり、支援の質は業界内でも高水準です。運営元は障害者向け転職サービス「atGP」も展開しており、就職支援ノウハウが蓄積されている点も強みといえます。

また、IT・WEBコースではプログラミングやデザインなどのスキルを無料で学べます。特に未経験からスキルを身につけて就職したい方や、段階的にキャリアの選択肢を広げたい方に向いているサービスです。

\ まずは雰囲気を確認するだけでもOK /

公式サイトへ移動します

コースごとに対象障害が明確に分かれているため、自分の特性に合ったコース選択が重要です。事前に見学して雰囲気を確認するのがおすすめです。

atGPジョブトレの基本情報
分類就労移行支援事業所
対応障害うつ症状、統合失調症、発達障害、聴覚障害、難病
事業所数7拠点
就職者数年間:140人(2024年度)
就職率97%(2023年度)
定着率93%(2023年度)
対応地域東京:秋葉原・大手町・お茶の水
神奈川:横浜
愛知:名古屋
大阪:梅田
運営会社株式会社ゼネラルパートナーズ
公式サイトhttps://www.atgp.jp/training/
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