就労移行支援とは|メリットとデメリット・選び方から探し方までをわかりやすく解説

「就労移行支援ってなんだろう?」と気になりますよね。普段の生活では関わる機会が少ないので、イメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、就労移行支援の全体像をわかりやすく説明します。メリット・デメリットや注意点、選び方にお勧め事業所まで、網羅的に理解できますよ。

目次
編集 セオリーズ編集部

本記事は、有料職業紹介事業許可(13-ユ-317587)を取得しているセオリーズ株式会社の編集部が、各社の公式情報・求人情報・公的資料等を確認したうえで作成しています。

就労移行支援とは

就労移行支援は「一般企業に就職すること」を目的に、「働くための準備(生活リズムの安定化、障害特性の理解と対策、スキル習得)」を行う場所です。

言い換えれば、障害のある方が就職するための“学校”のようなものです。それぞれ解説していきます。

就労移行支援とは①
どのようなプログラムがあるか

就労移行支援で受けられるプログラムには、下記のようなものがあります。

就労移行支援のプログラム例
  1. 就労準備(これがメイン)
    • 生活のリズムや体調管理
    • 障害への自己理解を深める
  2. スキルアップ講座
    • 基礎スキル(コミュニケーション等)
    • 専門スキル(職業ごとの実践的訓練)
  3. 就職活動の支援
    • 書類作成や面接練習
    • 障がい者向け求人の紹介

最近は、専門的なスキル(プログラミングやデザイン等)が学べる事業所が増えているので、興味のある仕事内容で選ぶのもアリです。

就労移行支援とは②
利用するための条件は?

自治体で支給決定を受け、障害福祉サービス受給者証が発行されると、原則2年以内で就労移行支援を利用できます。主な対象者は、下記に当てはまる方です。

対象者
  1. 原則18歳以上65歳未満の方
  2. 障害や難病があり、手帳・診断書などで支援の必要性が確認できる方
  3. 企業等での就労または開業を希望する方で、就労が可能と見込まれる方

基本的には『訓練を受ければ、就労できるようになる方』向けのサービスなので、原則として65歳未満の方が対象です。

就労移行支援とは③
利用料金はどれくらいかかる?

就労移行支援の利用料は、9割以上の方が自己負担0円です。ただし、前年の世帯収入によっては月額上限の範囲で費用が発生します。

利用者区分世帯年収の目安負担上限額
生活保護生活保護受給世帯
(〜約156万円)
0円
低所得市町村民税非課税世帯
(約156〜約300万円)
0円
中所得約300〜約600万円9,300円/月
高所得約600万円以上37,200円/月

仮に料金が発生しても、月額上限は最大でも37,200円です。実際には、1日あたりに換算すると数百円〜1,000円台前半に収まるケースが多く、極端に高額になることはありません。

費用は「世帯収入」で判定されます。どれだけ収入が高くても、自己負担は月37,200円が上限です。出典:厚生労働省「障害者の利用者負担」

就労移行支援とは④
利用するまでの流れは?

下記の流れで利用できます。

利用する流れ
  1. お問い合わせ
  2. 無料見学・面談
  3. 無料体験
  4. 利用申請手続き(受給者証発行)
  5. 利用開始(原則2年以内)

就労移行支援を利用するメリット

ここでは就労移行支援に通うメリットについて解説していきます。具体的には下記の通りです。

どこにメリットを感じるかは、その人次第ですが、特に①②③を有益に感じる方が多いと思います。定期的に通所するので体力がつき、人と話すので、コミュニケーション経験が身につきますね。

就労移行支援を利用するメリット①
体調、生活のリズムが安定する

体調や生活リズムを整えることは、安定して働くための重要な準備です。定期的に通所して、体力をつけましょう。

なぜなら、体調や生活のリズムが安定していないと、就職できないからです。理由は下記の通り。

生活リズムが整っていないと困りやすい理由
  • 毎朝、同じ時間に出社することが難しい
  • 体力面に不安があると、継続勤務が負担になりやすい
    • 疲労感で毎日の出社が続かない
    • 自律神経の乱れは気分や集中力に影響することもある
  • 集中力や脳のパフォーマンスが低下する

そのため、就労移行支援で用意される利用者向けの「個別支援計画」では、生活リズムを整えるためのアドバイスや習慣作りのサポートを受けられます

そして、定期的なモニタリング等を通して、体調のサポートをしてもらえるので、数ヶ月後には、規則正しい生活を送れるようになる方が多いですね。

習慣化することが重要なので、生活のリズムに問題がある方は、週に2日間の通所から始め、段階的に週5日間の通所を目指すケースが多いです。

就労移行支援を利用するメリット②
障害への理解が深まり、管理しやすくなる

自身の強みや弱み・障害特性の自己理解を深め、自己管理能力を向上させることも非常に重要です。

自己理解と自己管理能力がUP
  1. 自己理解が深まる
    • 自分の強みや弱みを詳しく知れる
    • 障害特性が弱みとなる状況がわかる
  2. 自己管理能力が高まる
    • 自分で対処する工夫がわかる
    • 求める配慮・環境を言語化できる

ちなみに考え方は、一般的な「問題解決」と同じです。障害特性を「問題」として再発させないためにも、障害特性と対策を明確にする必要があります

一般的な問題解決の考え方
  1. 問題と原因の因果関係を明確にする
    • 問題が再発する状況を理解する
    • 自分で対処できる/できないを分類する
  2. 再発防止策を講じる
    • 自分で対処できる点は徹底する
    • 自分で対処できない点は依頼する

上記の流れを、自分に合った形で整理できれば、安定して働きやすくなります。

就労移行支援を利用するメリット③
対人コミュニケーション能力が上がる

就労移行支援のメリット3つ目は、会社組織で働くためのコミュニケーション能力、経験値が向上するということです。一般企業で働く上で欠かせません。

求められるコミュニケーション能力とは

コミュニケーション能力とは、前提と価値観が異なる他人と、正しく認識を揃え、意見を出し合い、より合理的な意思決定を促す力のことです。

少なくとも『初めましてのヒトと距離を詰めて馴れ合う力』や『魅力的な話で場を盛り上げるトーク力』ではないので注意してください。

就労移行支援に通えば、他の利用者とのグループワークを通じて、段階的にレベルを上げていくことができます。もちろん理論として体系的に学ぶこともできますが、実践しないと上達はしません。

また、SSTなどのプログラムを取り入れている事業所もあり、感情コントロールができるようになったり、人付き合いでのストレスが減ったりする効果にも期待できますね。

ビジネスコミュニケーション能力は、訓練を重ねることで、仕事で必要な伝え方を少しずつ身につけやすくなります。発達障害の方でも安心してください。

就労移行支援を利用するメリット④
就職や、就職後の定着を支援してもらえる

就労移行支援にしばらく通い、就職準備が整えば「就職活動の支援」や「就職したあとの定着支援」をしてもらえることも大きなメリットです。

就職準備が整った後の支援
  1. 就職活動の支援
    • 障害者枠求人の紹介
    • 企業に推薦状を書いてくれる(事業所による)
    • 書類添削や面接練習など
  2. 就職した後の定着支援
    • 事業所スタッフに相談可能
    • 悩みがあればすぐ連携してくれる

就労移行支援にとっては『就職後に長続きして定着すること』が重要になるので、障害特性を踏まえた慎重なサポートをしてくれますね。

就労移行支援に継続的に通った実績をもとに、企業に推薦状を書いてくれる事業所もあり、通所実績や支援内容を企業へ伝えやすくなる場合があります。

就労移行支援を利用するメリット⑤
職業スキルが身に付く

メリット5つ目は、職業スキルを身につけられるプログラムを受講できることです。具体的な内容は、事業所によって様々で、例えば、以下のようなものがあります。

職業スキルの例
  • レジ操作や接客
  • 作業系、伝統工芸など
  • 事務スキル(MOS系資格)
  • プログラミングやデザイン
  • データサイエンス/IT/機械学習

このように、幅広いコースが学べる講座が用意されているので、興味のある職業スキルがあれば、ぜひチェックしてみてください。

ただ、スキルを学んだからといって必ず就職できるわけではない、ということには注意が必要です。実際、障害者雇用枠を探すと、事務職や管理部門が中心です。まだ職種未経験からプログラマーやデザイナーとして採用されることは少ないです。

就労移行支援を利用するメリット⑥
自分が働く姿を、前向きに捉えられる

メリット6つ目は、自分が会社で働く未来の姿を、前向きに捉えられるようになることです。気持ちの問題ですね。

実際に、当サイトで実施したアンケート調査や口コミ投稿フォームに寄せられた体験談では、以下のような声がありました。

スクロールできます

具体的な仕事のスキルだけでなく、職場でのコミュニケーション方法や、ストレスの対処法なども教えてもらえました。こうした経験が今の職場で大いに役立っています。一人では解決できなかった問題も、事業所のスタッフと一緒になって考えることで、自分に合った解決策を見つけることができました。

出典:口コミ投稿フォーム

自分は他の人とは違うので、社会に出るのが怖かったんです。就労移行支援に通うようになってから、そういった自分の不安をスタッフさんが丁寧に聞いてくれて、自分に合った職場環境を一緒に考えてくれました。

出典:口コミ投稿フォーム

このように、就労移行支援は、働く上での「不安」や「課題点」を、少しずつ一緒に解決してくれる場所です。無理なく成功体験を積み上げることができるので、自信につながります。

最初はうまく働ける自信がなかったとしても、最終的には活躍できている方が多いので、ぜひ活用してみてくださいね。

就労移行支援を利用するメリット⑦
障害に理解のある友人、仲間ができやすい

最後のメリットは、障害に理解のある友人や仲間ができるかもしれないということです。

それこそ最大2年間、毎日のように通所するので、支援員さんや利用者と仲良くなるケースが多いですね。グループワークもするので。

仲良くなりやすい心理的背景
  • 単純接触効果
    毎日顔を合わせるので、自然と親近感が湧きます
  • 類似性の原理
    似た境遇の人には、自然と惹かれますよね。マイノリティ同士、お互いが稀有な存在です
  • 自己開示の返報性
    深い話を開示することで、お互いに開示しやすくなります。本音で話しやすいということですね
  • 認知的不協和
    「仲良い人」にしか話せないことを話すので、「仲良い人」になりたくなります

本来は、あくまで就職するための訓練なので、友達を作りに行くのは目的から逸れていますが、良き友は人生を豊かにしてくれるので、メリットとも言えるでしょう。

就労移行支援のデメリット・注意点

就労移行支援は、国からの補助金で運営される障害福祉サービスだけあって、メリットが多い一方で、利用前に知っておきたい注意点もあります。

就労移行支援を選ぶときの注意点①
長期間通う必要がある

一定期間、事業所に通い続ける必要があるという注意点があります。いつでも辞められますが、就労準備には少なくとも2~3ヶ月はかかります。就職活動まで含めると、1年間くらい通う方が多いですね。

もし、預貯金状況を鑑みて『早めに就職したい』という方は、その旨を支援員に伝えれば、希望に沿った計画を立ててもらえるので、伝えるようにしてください。

すぐに働けるなら、転職エージェントの方がスピード感があります。すぐ求人を紹介してもらえるので、早ければ1ヶ月で就職できます。

就労移行支援を選ぶときの注意点②
時間が拘束され、収入がない状態が続く

原則、就労移行支援の利用中にアルバイト等をする場合は、自治体や事業所への確認が必要です。就労移行支援は、一般就労に向けた準備を支援するサービスだからです。

そのため、親族の扶養に入るか、あるいは「障害年金」や「生活保護」といった支援金制度を活用して、生活費の見通しを立てておきましょう

支援金制度一覧

制度名対象毎月の支給金額期間上限
障害年金①初診日が特定できる
②かつ保険料の納付要件を満たす
└納付要件:年金未納がないこと等
③かつ障害認定日に、障害認定基準に該当する
└障害認定日:初診日から1年半後
└障害認定基準:受給できる基準
④かつ昨年の年収が約460万円以下
3級:約6万円〜
2級:約11万円〜
1級:約15万円〜

※子どもの数で増額
※年収が高いと減額
なし
生活保護①世帯年収が13万円以下
②かつ親族からの援助が不可能である
③かつ売却可能な資産を保有していない
④かつ働くことができない
約10〜25万円
※扶養家族の人数次第
なし
傷病手当金①病気やケガで会社を休職していた
②かつ、休職期間に一定の収入がない
手取り額相当
※過去12ヶ月平均
1年半
失業保険①失業しており収入がない
└1年以上働いてから、自己都合退職
└または6ヶ月以上働いて、会社都合退職
②かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約6〜21万円
※退職前6ヶ月の給与次第
自己都合:3ヶ月
会社都合:6ヶ月
住居確保給付金①離職から2年以内
②かつ世帯年収と預貯金が、一定の金額以下
③かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約5〜7万円
※家賃と扶養家族次第
9か月
生活福祉資金貸付制度
(借りる)
①低所得である(例:独身で年収360万円以下)
②かつ日常生活で金銭的な困難を抱えている
約15〜20万円
※借りられる金額
原則3ヶ月
最大12か月

休職中なら「傷病手当金」を。失業したなら「失業保険」を。そして、いずれにせよ「障害年金」の相談も検討してみてください。どうすればよいか困ったら全国の自治体にある『生活困窮者を対象にした相談窓口』に行けば、あなたの状況に合わせた制度を紹介してもらえます。

就労移行支援を選ぶときの注意点③
交通費や食費は自己負担となる

3つ目のデメリットとして、ほとんどのケースで、就労移行支援に通所する際の「交通費」や「食費」は自己負担となることです。

ただ、一部の事業所では、お弁当が支給されるケースがあります。交通費は自己負担になるので、障害者手帳での割引を活用しましょう。

障害者手帳があると交通費を抑えやすい

障害者手帳がある場合、鉄道・バス・タクシーなどで割引を受けられることがあります。ただし、割引率や対象条件は、障害種別・等級・交通機関・自治体によって異なります

<割引の例>

  • 電車(〜50%割引)
  • タクシー(〜10%割引)
  • バス運賃(〜50%割引)

通所前に、利用する交通機関や自治体の制度を確認しておきましょう。

先述した通り、就労移行支援に通所中は「収入がなくなる」ので、自己負担があるのは痛手と言えるでしょう。

就労移行支援を選ぶときの注意点④
世帯収入によっては、料金がかかる

就労移行支援の利用料は、9割以上の方が自己負担0円です。ただし、前年の世帯収入によっては月額上限の範囲で費用が発生します。

利用者区分世帯年収の目安負担上限額
生活保護生活保護受給世帯
(〜約156万円)
0円
低所得市町村民税非課税世帯
(約156〜約300万円)
0円
中所得約300〜約600万円9,300円/月
高所得約600万円以上37,200円/月

仮に料金が発生しても、月額上限は最大でも37,200円です。実際には、1日あたりに換算すると数百円〜1,000円台前半に収まるケースが多く、極端に高額になることはありません。

費用は「世帯収入」で判定されます。どれだけ収入が高くても、自己負担は月37,200円が上限です。出典:厚生労働省「障害者の利用者負担」

就労移行支援を選ぶときの注意点⑤
実践的で高レベルなスキルは得られない

勘違いされる方が多いのですが、就労移行支援に通っても、実践的かつ高レベルな職業スキルが身に付くわけではありません

なぜなら、そもそも就労移行支援は『体調や障害によって、働くことができない方向けのリハビリ施設』であり『スキル習得に特化した塾ではない』からです。

特に、近年は、利用者集めを目的に「プログラミング」や「デザイン」といったIT系スキルをエサに集客する事業所が多いですが『動画での自己学習』になるので限界があります。

実務経験なしで技術職を雇う会社は少ない

実際、デザイナーやエンジニアを未経験から雇う会社は限りなく少ない(特に精神障害があると、育成コストや離職リスクが高く…)ので、就職を急ぐなら避けましょう。

そもそも支援員スタッフが専門スキル(特にIT系)を持っていないので、わからなくても聞くことができません。好奇心でプログラミングやWEB制作を学習したいだけなら、progateudemyがお勧めです。

就労移行支援を選ぶときの注意点⑥
実績のない事業所が多いので見極めが必要

6つ目の注意点は、事業所には実績のないところが多いので『見極めが必要』なことです。国からの補助金目当てで開業して、サービス品質が低いところがたくさんあります。

就職率5割以上は23%だけ

就労移行支援を行う事業所が全3,019拠点あるうち、就職率が5割を超えるのは23%だけです

出典:厚生労働省(令和2年)

さらに、就職率がない事業所がなんと16%も存在します。このように、自分に合わない事業所を避けるためにも、実績や支援内容を確認しましょう。

特に、個人経営や小規模な事業者ほど注意が必要です。必ず大手を含む複数事業所を見学してください。

就労移行支援を選ぶ前に確認したい注意点とあわせて、見学時のチェックポイントを詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

就労移行支援が向いている・向いていない人

ここでは、就労移行支援を利用すべきか悩んでいる方のために、使うべき人と、向いていない人の特徴を、簡単に解説していきます。

向いている人・向いていない人
  • 向いている人
    • 今すぐ就職することに自信が持てない
    • 障害特性や配慮事項が明確にできていない
    • 職業訓練を受けてスキルアップしたい
    • 自分で就職活動をするも苦戦している
  • 向いていない人
    • 体調が回復していない、安定していない
    • すぐにでも働ける就職準備ができている
    • 専門的なスキルを身に付けたいだけ
    • 就職先の紹介をしてもらいたいだけ
    • 数ヶ月通所しても就労意欲が湧かない

悩んだら、大手のウェルビーココルポートに相談してみてください。資料請求すると電話が来るので話を聞けます。

就労移行支援事業所の選び方

就労移行支援事業所を選ぶときは、まず事業所の情報を集め、実際に見学しながら比較してください。

就労移行支援事業所の選び方
  1. プログラムが自分に合っているか
  2. 事業所の就職実績が優れているか
  3. 事業所の雰囲気が自分に合いそうか

深掘りはしませんが「自宅から通いやすいこと」も意識しながら、いくつか見学して「雰囲気が合うか」を確かめましょう。

就労移行支援事業所の選び方①
プログラムが自分に合っているか

まず、プログラムが自分に合っているかを確認するようにしましょう。なぜなら、就労移行支援では「なにを指導すべき」という具体的なルールが存在していないので、事業所によって内容や質がバラバラだからです。

プログラム項目としては下記リストが一般的ですが、どこに力を入れているか、どういった障害や職種を取り扱っているのかを比較するようにしてください。

よくあるプログラムの一例
  1. 就労準備
    • 生活のリズムや体調管理
    • 障害への自己理解を深める(重要!!
  2. スキルアップ講座
    • 基礎スキル(コミュニケーション等)
    • 専門スキル(職業ごとの実践的訓練)
  3. 就職活動の支援
    • 書類作成や面接練習
    • 障がい者向け求人の紹介

事業所によって、①で得意としている障害や、②で取り扱っている職種が異なるので、確認するようにしてください。(例えば、発達障害専門であったり、美容や小売系職種を専門としていたり。)

なお、近年だとプログラミングやデザインといったITスキルを学習できる事業所が流行っていますが、動画学習した程度の職種未経験者を雇う企業は少ないので注意が必要です。

もちろんスキルも重要ですが「障害への自己理解を深めること」が一番重要です。

就労移行支援事業所の選び方②
事業所の就職実績が優れているか

次に、通所する事業所の実績を見て選ぶことも重要です。なぜなら、就労移行支援事業所は大小様々で全国3,000以上あり、当たり外れが大きいからです。

就職率5割以上は23%だけ

就労移行支援を行う事業所が全3,019拠点あるうち、就職率が5割を超えるのは23%だけです

出典:厚生労働省(令和2年)

さらに、就職率がない事業所がなんと16%も存在します。このように、事業所にはハズレがたくさんあるので、実績を必ず確認してください。

特に、個人経営や小規模な事業者ほど注意が必要です。必ず大手を含む複数事業所を見学してください。

確認したい就職実績:
「就職率」「定着率」「就職実績」の違い

「就職実績」と呼ばれるものは「利用した人のうち、何名が就職後に定着したか」を表しているものです。

ただ、多くの就労移行支援事業所では、「就職実績」を「就職率」と「定着率」をわけて表示していることが多いので、混合しないように注意してください。

  • 就職率(就職者数÷利用者数)
  • 定着率(就職後の定着者数÷就職者数)

また、もし就職実績が確認できない事業所だった場合は、代わりに下記の実績を確認すると良いでしょう。

  • 運営団体に実績があるか
  • どういった企業と提携しているか
  • 障害者雇用の支援実績

基本的に大手であれば一定のサポートは期待できますが、小規模事業所は当たり外れが大きいので注意してください。

就労移行支援事業所の選び方③
事業所の雰囲気が自分に合いそうか

また、事業所の雰囲気が自分に合っているかも確認するようにしましょう。週に何度も通所することになるので、合わないとストレスになります。

事業所見学で確認したいポイント
  • 事業所の雰囲気(机などの配置)
    • 例:個別ブースで黙々作業するタイプか
    • 例:オープンで和気藹々としたタイプか
  • スタッフさんの雰囲気
    • 指導内容が的確か、経験豊富か
    • 親身にサポートしてくれるか否か
    • 上から目線で偉そうな態度をしないか

就労移行支援事業所は、たいていどこも無料で見学や体験をすることができます。少なくとも2つ以上は確認し、比較してから判断したいですね。

当然ですが、自宅から通いやすいところにあるかも確認しましょう。やはり遠いと、どうしてもモチベーションが下がってしまうので。

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おすすめ就労移行支援事業所

障害者雇用でおすすめな就労移行支援事業所をランキング形式で紹介します。厳選するにあたって下記の観点で各サービスを比較しました。

就労移行支援の比較ポイント
  • プログラム充実度
  • 利用者からの口コミ評判
  • 就労移行支援の実績(就職率&定着率)
順位サービス名おすすめ度向いている人就職者数拠点数エリア公式サイト

1位

LITALICOワークス

4.9
拠点数と年間就職者数を重視する人向け
全国でバランス良く使える大手を探す人向け
累計13,000人以上
年間1,930人
120拠点全国公式を見る

2位

welbe

4.9
全国対応の大手を使いたい人向け
定着率重視で地方も含めて幅広く探したい人向け
累計7,310人以上
年間1,116人
112拠点全国公式を見る

3位

atGPジョブトレ

4.8
障害別コースで専門支援を受けたい人向け
事務職・IT職を目指す首都圏/関西圏の人向け
年間140人7拠点東京/神奈川
名古屋/大阪
公式を見る
4位
ココルポート

4.5
都市部で豊富なプログラムを重視したい人向け
精神障害を含め幅広い支援を受けたい人向け
累計4,105人以上
年間762人
74拠点全国公式を見る
5位
ミラトレ

4.4
大手企業の事務職を狙いたい人向け
パーソル系の実践型支援を受けたい人向け
非公開15拠点首都圏/愛知
関西
公式を見る
6位以下の就労移行支援を見る
順位サービス名おすすめ度向いている人就職者数拠点数
エリア
公式サイト
6位
エンカレッジ

4.3
発達障害向けの高実績支援を受けたい人向け
関西圏・東京で専門支援を受けたい人向け
年間71人6拠点
東京/大阪/京都
公式を見る
7位
kaien

4.0
発達障害特化で訓練量を重視する人向け
首都圏・大阪で専門支援を受けたい人向け
累計2,614人
以上
22拠点
首都圏/大阪
公式を見る
8位
ディーキャリア

3.0
発達障害特化で地方も含めて探したい人向け
求人閲覧数や拠点数を重視する人向け
非公開94拠点
全国
公式を見る
9位
アクセスジョブ

3.0
標準的な支援を近場で受けたい人向け
後発サービスでも拠点展開を重視する人向け
累計400人以上
年間110人
19拠点
都心部中心
公式を見る
10位
manaby

2.0
ITスキルを自走型で学びたい人向け
就労支援より学習比重を重視する人向け
非公開29拠点
都心部中心
公式を見る
11位
アビリティーズジャスコ

2.0
小売・販売・清掃系職種を目指す人向け
職種適合が明確な人なら候補になる
年間108人9拠点
首都圏/宮城
公式を見る

迷ったら大手の上位3社をおすすめします。利用者が多い“大手”ほど、プログラムの種類が充実しており、かつ紹介求人の種類も多いからです

対応地域をみて「お住まいの地域にあること」を確認し、いくつかの事業所を見学して「雰囲気が合うか」を確かめましょう。

おすすめの就労移行支援サービス:
1位. LITALICOワークス

リタリコワークスの特徴まとめ
  • 全国150拠点以上に展開する最大手
  • 累計17,000人の就職支援実績
    • 2024年は2,322人(圧倒的No.1)
    • 就職率70%で6ヶ月定着率は88.0%
  • 一人ひとりに合わせたサポート体制
    • 企業インターンに参加できる(4,500以上)
    • 独自の200種以上のプログラムあり

LITALICOワークスは、就職を目指す障がい者のための就労移行支援サービスです。規模感からして最も有名なブランドの一つではないでしょうか。

2008年のサービス開始から、全国150拠点以上の事業所で累計17,000名以上の就職サポートを行っており、半年以上の定着率も90%前後と業界内でも高い水準を誇っています。

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就労移行支援の中だと、圧倒的な実績を出しています。良い比較基準になるので、ぜひ見学をおすすめします。

LITALICOワークスの基本情報
分類就労移行支援事業所
対応障害全て
事業所数150拠点以上(2025年6月時点)
就職者数累計:17,000人以上(2025年6月時点)
年間:2,322人(2024年度)
就職率70%
定着率88.0%
対応地域北海道:札幌
東北:仙台
関東:群馬,栃木,東京,神奈川,埼玉,千葉
東海:愛知,静岡,三重,岐阜
近畿:大阪,京都,兵庫,奈良,滋賀
中国:岡山,広島
四国:香川
九州:福岡,宮崎,熊本,沖縄
運営会社株式会社LITALICO
公式サイトhttps://works.litalico.jp
2026年5月確認時点の最新情報

おすすめの就労移行支援サービス:
2位.ウェルビー

ウェルビーの特徴まとめ
  • 全国で132の事業所展開
    • 地方にも強い(32都道府県)
    • 幅広い職種や希望に対応できる
  • 半年後の定着率は91.5%と高い

ウェルビーは、全国の都道府県に事業所展開する最大手の就労移行支援サービスです。

企業からビジネス上で求められる職務スキルをロールプレイ形式で実践的に体験できる“オフィスワークシミュレーション”があり、未経験の仕事だったとしても、無理なく少しずつステップアップできるのが魅力です。

大手で幅広い障害や職種を対応しているにも関わらず、定着率は91.5%と高いので、見学してみてください。

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なお、短期就活に重点を置いた【就活集中コース】もあるので、半年以内に仕事を就きたい方にもおすすめです。

ウェルビーの基本情報
サービス就労移行支援
対応障害全て
事業所数132(仮オープン含む)※2026年4月時点
就職者数累計:9,854名(2026年4月現在)
年間:1,333人(2024年度)
就職率非公開
定着率91.5%(2023年10月~2024年9月実績)※就職して半年の定着率
対応地域北海道:札幌
東北:宮城,福島
関東:群馬,栃木,東京,神奈川,埼玉,千葉
北信越:新潟,富山,石川,長野
東海:愛知,静岡,三重,岐阜
近畿:大阪,京都,兵庫,滋賀,奈良,和歌山
中国四国:岡山,広島,山口,香川,愛媛
九州:福岡,熊本,長崎,鹿児島,大分
運営会社ウェルビー株式会社
公式サイトhttps://www.welbe.co.jp/
2026年5月確認時点の最新情報

おすすめの就労移行支援サービス:
3位.atGPジョブトレ

atGPジョブトレの特徴まとめ
  • 東京・神奈川・名古屋・大阪に7拠点を展開
  • 就職率97%・半年定着率93%と高水準
    • 人材・金融・通信・メーカーなど幅広い業界に就職実績あり
  • 障害特性ごとに5つの専門コースを用意
    • うつ症・発達障害・統合失調症・聴覚障害・難病に対応

atGPジョブトレは、株式会社ゼネラルパートナーズが運営する就労移行支援サービスです。障害特性ごとに分かれた専門コースが用意されており、自分の特性に合った環境で就職準備ができる点が特徴です。

就職率97%、半年定着率93%といった実績があり、支援の質は業界内でも高水準です。運営元は障害者向け転職サービス「atGP」も展開しており、就職支援ノウハウが蓄積されている点も強みといえます。

また、IT・WEBコースではプログラミングやデザインなどのスキルを無料で学べます。特に未経験からスキルを身につけて就職したい方や、段階的にキャリアの選択肢を広げたい方に向いているサービスです。

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公式サイトへ移動します

コースごとに対象障害が明確に分かれているため、自分の特性に合ったコース選択が重要です。事前に見学して雰囲気を確認するのがおすすめです。

atGPジョブトレの基本情報
分類就労移行支援事業所
対応障害うつ症状、統合失調症、発達障害、聴覚障害、難病
事業所数7拠点
就職者数年間:140人(2024年度)
就職率97%(2023年度)
定着率93%(2023年度)
対応地域東京:秋葉原・大手町・お茶の水
神奈川:横浜
愛知:名古屋
大阪:梅田
運営会社株式会社ゼネラルパートナーズ
公式サイトhttps://www.atgp.jp/training/
2026年5月確認時点の最新情報

おすすめの就労移行支援サービス:
4位.ココルポート

就労移行支援ココルポート
ココルポートの特徴まとめ
  • 大手の就労支援グループで実績が高い
    • 累計87拠点で累計5,700人超の就職実績
    • 2024年度の就職者数は893名
    • 600種類以上の訓練プログラム
  • 就職支援・定着支援も充実している
    • 書類添削や面接対策あり
    • 就職後6カ月定着率は89.7%

ココルポートは、全国11都府県で87事業所を展開する就労移行支援です。600種類以上の訓練を、個別支援で、体調や特性、希望にあわせて訓練内容を調整しやすいのが特徴です

大手なので紹介先企業も多く、就職時には、応募書類の添削や模擬面接、面接同行なども受けられます。企業のマッチング精度が高く、6カ月定着率は89.7%と高水準なのは強みの一つと言えるでしょう。

また、事業所は駅から通所しやすい立地が多く、交通費や昼食の支援がある事業所もあります。事業所ごとに支援内容や条件は異なるため、気になる方は見学で確認してみましょう。

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就職実績も高く、2024年度の就職者数は893名、累計は5,752名です。就職先企業数は1,566社で、事務職・技術職・サービス職など幅広い就職先があります。

ココルポートの基本情報
分類就労移行支援事業所
対応障害全て
事業所数87拠点
就職者数累計5,752人(2026年4月時点)
年間893人(2024年度)
就職率非公開
定着率89.7%(2024年4月〜2025年3月の6カ月定着率)
対応地域関東:東京,神奈川,千葉,埼玉,群馬,栃木
東海:愛知
近畿:京都,大阪,兵庫
九州:福岡
運営会社株式会社ココルポート
公式サイトhttps://www.cocorport.co.jp/
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おすすめの就労移行支援サービス:
5位.ミラトレ

ミラトレの特徴まとめ
  • 都心部を中心に15事業所を展開
    • 利用者は発達障がい、うつ病、双極性障がいなどが多い
    • 「dodaチャレンジ」と連携した求人紹介が可能
  • 個別支援にこだわったサポート
    • 就職率95%かつ半年定着率97%と圧倒的
    • 利用者の満足度は90%と高い

ミラトレは、都心部を中心に15事業所を展開する、就労移行支援サービスです。「doda」で知名度が高い、大手人材会社パーソルグループの特例子会社、「パーソルダイバース」が運営しています。

一人ひとりの状況に合わせた個別支援にこだわり、利用者が「職業準備性」を身につけ、安定して働き続けられるための豊富な訓練プログラムを提供しています。利用者からの反響も高く、満足度は90%です。

障がい者雇用の転職支援実績No.1である「dodaチャレンジ」と連携した、豊富な求人数も魅力です。就職率は95%、就職6カ月後の定着率も97%といずれも高い水準なので、まずは見学だけでもしてみてください。

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関連サービスとして、データサイエンスやAI・機械学習などを学べるNeuro Diveもあります。IT系スキル習得を重視する場合は、あわせて比較すると判断しやすいです。

ミラトレの基本情報
タイプ就労移行支援事業所
対応障がいすべて
事業所数15事業所
就職率95%(2023年度)
定着率97%(2023年度)
対応地域東京:上野、大井町、三鷹
千葉:新松戸
神奈川:川崎、横浜、関内、藤沢
埼玉:大宮、川口、川越
愛知:名古屋、金山
大阪:梅田
兵庫:尼崎
運営会社パーソルダイバース株式会社
設立年月2023年4月1日
所在地東京都港区港南一丁目7番18号 A-PLACE品川東6階
許可番号有料職業紹介番号:13-ユ-040608
公式サイトhttps://mirai-training.jp/
2026年5月確認時点の最新情報

よくある質問とノウハウ一覧

最後に、就労移行支援事業所に関してよくある質問をFAQ形式で網羅的に解説していきます。気になる項目があればタップしてみてください。

Q. 就労移行支援とは?

就労移行支援とは、民間企業での就職を目指している障害者の方向けに、就労準備やスキルアップ、職探しを手助けしてくれる福祉サービスのことです。

言い換えれば、障害のある方が就職するための“学校”のようなもので、就労移行支援で受けられるプログラムには、下記のようなものがあります。

就労移行支援事業所のプログラム一覧
  1. 就労準備
    • 生活のリズムや体調管理
    • 障害への自己理解を深める(重要!!
  2. スキルアップ講座
    • 基礎スキル(コミュニケーション等)
    • 専門スキル(職業ごとの実践的訓練)
  3. 就職活動の支援
    • 書類作成や面接練習
    • 障がい者向け求人の紹介

就労移行支援には「なにを指導すべき」という具体的なルールが存在しておらず、事業所によって得意としている障害や、訓練できる職種がバラバラなので、確認することをおすすめします。

Q.就労移行支援のメリットは?

就労移行支援を利用するメリットを一言でいうと「就職しやすくなること」です。具体的には、下記のものがありますね。

就労移行支援のメリット
  1. 体調、生活のリズムが安定する
  2. 障害への理解が深まり、管理しやすくなる
  3. 組織でのコミュニケーション能力が上がる
  4. 就職や、就職後の定着を支援してもらえる
  5. 職業スキルが身に付く(事業所による)
  6. 自分が働く姿を、前向きに捉えられる
  7. 障害に理解のある友人、仲間ができる

これらのメリットの大きさは、就職実績(就職率や6ヶ月定着率)で評価することができるので、事業所ごとに見てみてください。

また、近年は学べる「職業スキル」(例:プログラミングやデザイン等)で差別化を図る事業所が増えています。

Q.就労移行支援のデメリット・注意点は?

就労移行支援を利用することのデメリット・注意点は下記の通りです。

就労移行支援のデメリット・注意点
  1. 時間が拘束され、収入がない状態が続く
  2. 長期間、事業所に通い続ける必要がある
  3. 原則、交通費や食費代は自己負担となる
  4. 世帯収入によっては、料金がかかる
  5. 実践的で高レベルなスキルは得られない
  6. ハズレ事業所が多いので見極めが難しい

④を補足すると、世帯年収が一定以上あると料金がかかりますが、90%以上の利用者は無料で使っているので安心してください。

Q. 就労移行支援の利用条件/対象者は?

障害福祉サービス受給資格を取得すれば、最長2年間利用することが可能になります。なお、受給者証は下記3条件を全て満たしている方が対象になります。

  1. 18歳〜65歳未満
  2. 障害がある方
    障害者手帳または、医師の診断書が必要
  3. 企業等での就労または開業を希望する方で、就労が可能と見込まれる方

就労移行支援の事業所は『訓練を受ければ、就労できるようになる方』向けのサービスなので、定年を超えた65歳以上は対象外です。

Q. 就労移行支援の料金は?

就労移行支援の利用料は、9割以上の方が自己負担0円です。ただし、前年の世帯収入によっては月額上限の範囲で費用が発生します。

利用者区分世帯年収の目安負担上限額
生活保護生活保護受給世帯
(〜約156万円)
0円
低所得市町村民税非課税世帯
(約156〜約300万円)
0円
中所得約300〜約600万円9,300円/月
高所得約600万円以上37,200円/月

仮に料金が発生しても、月額上限は最大でも37,200円です。実際には、1日あたりに換算すると数百円〜1,000円台前半に収まるケースが多く、極端に高額になることはありません。

費用は「世帯収入」で判定されます。どれだけ収入が高くても、自己負担は月37,200円が上限です。出典:厚生労働省「障害者の利用者負担」

Q. 利用したいけどお金がない場合は?

親族からの仕送りを受けられない場合は、各種給付金や貸付金制度を利用することをおすすめします。具体的には下記の通りです。

支援金制度一覧

制度名対象毎月の支給金額期間上限
障害年金①初診日が特定できる
②かつ保険料の納付要件を満たす
└納付要件:年金未納がないこと等
③かつ障害認定日に、障害認定基準に該当する
└障害認定日:初診日から1年半後
└障害認定基準:受給できる基準
④かつ昨年の年収が約460万円以下
3級:約6万円〜
2級:約11万円〜
1級:約15万円〜

※子どもの数で増額
※年収が高いと減額
なし
生活保護①世帯年収が13万円以下
②かつ親族からの援助が不可能である
③かつ売却可能な資産を保有していない
④かつ働くことができない
約10〜25万円
※扶養家族の人数次第
なし
傷病手当金①病気やケガで会社を休職していた
②かつ、休職期間に一定の収入がない
手取り額相当
※過去12ヶ月平均
1年半
失業保険①失業しており収入がない
└1年以上働いてから、自己都合退職
└または6ヶ月以上働いて、会社都合退職
②かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約6〜21万円
※退職前6ヶ月の給与次第
自己都合:3ヶ月
会社都合:6ヶ月
住居確保給付金①離職から2年以内
②かつ世帯年収と預貯金が、一定の金額以下
③かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約5〜7万円
※家賃と扶養家族次第
9か月
生活福祉資金貸付制度
(借りる)
①低所得である(例:独身で年収360万円以下)
②かつ日常生活で金銭的な困難を抱えている
約15〜20万円
※借りられる金額
原則3ヶ月
最大12か月

Q. 就労移行支援を利用するまでの流れは?

下記の流れで利用できます。

  1. お問い合わせ
  2. 無料見学・面談
  3. 無料体験
  4. 利用申請手続き(受給者証発行)
  5. 利用開始(利用できるのは2年間まで)

ちなみに、お問合せから利用開始までは、長くても1~2ヶ月ですね。

Q. 就労移行支援に向いている人は?

下記に該当するのであれば、就労移行支援の利用をおすすめします。

就労移行支援に向いている人
  • 今すぐの就職に自信がない
    • 週4~5勤務は自信がない
    • 1日8時間働くのは厳しい
  • 障害特性や配慮事項が明確でない
  • 職業訓練でスキルアップしたい

悩んだら、大手のウェルビーココルポートに相談してみてください。資料請求すると電話が来るので話を聞けます。

Q. 就労移行支援に向いていない人は?

下記に該当するのであれば、就労移行支援を使うべきではありません。別のサービスを利用するようにしましょう。

就労移行支援に向いていない人
  • 体調が回復していない、安定していない
    →自立訓練やリワークデイケアを利用しよう
  • すぐにでも働ける就職準備ができている
    →転職エージェントを使おう
  • 専門的なスキルを身に付けたいだけ
    →専門サービスの方がずっと効率的
  • 就職先の紹介をしてもらいたいだけ
    →転職エージェントを使おう
  • 数ヶ月通所しても就労意欲が湧かない
    →就労継続支援を検討しよう

また、就労移行支援に通っている間は、収入がなくなってしまうので、親の扶養に入るか、仕送りをしてもらうか、各種支援金を受給するようにしてください

【支援金一覧】保険金・給付金・貸付金制度

支援金制度一覧

制度名対象毎月の支給金額期間上限
障害年金①初診日が特定できる
②かつ保険料の納付要件を満たす
└納付要件:年金未納がないこと等
③かつ障害認定日に、障害認定基準に該当する
└障害認定日:初診日から1年半後
└障害認定基準:受給できる基準
④かつ昨年の年収が約460万円以下
3級:約6万円〜
2級:約11万円〜
1級:約15万円〜

※子どもの数で増額
※年収が高いと減額
なし
生活保護①世帯年収が13万円以下
②かつ親族からの援助が不可能である
③かつ売却可能な資産を保有していない
④かつ働くことができない
約10〜25万円
※扶養家族の人数次第
なし
傷病手当金①病気やケガで会社を休職していた
②かつ、休職期間に一定の収入がない
手取り額相当
※過去12ヶ月平均
1年半
失業保険①失業しており収入がない
└1年以上働いてから、自己都合退職
└または6ヶ月以上働いて、会社都合退職
②かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約6〜21万円
※退職前6ヶ月の給与次第
自己都合:3ヶ月
会社都合:6ヶ月
住居確保給付金①離職から2年以内
②かつ世帯年収と預貯金が、一定の金額以下
③かつ就労意欲がある(ハロワに毎月申請)
約5〜7万円
※家賃と扶養家族次第
9か月
生活福祉資金貸付制度
(借りる)
①低所得である(例:独身で年収360万円以下)
②かつ日常生活で金銭的な困難を抱えている
約15〜20万円
※借りられる金額
原則3ヶ月
最大12か月

休職中なら「傷病手当金」を。失業したなら「失業保険」を。そして、いずれにせよ「障害年金」の申請は試みてください。どうすればか困ったら全国の自治体にある『生活困窮者を対象にした相談窓口』に行けば、あなたの状況に合わせた制度を紹介してもらえます。

Q. 就労移行支援事業所の選び方は?

まずは事業所の情報を集め、実際に見学しながら、以下の3基準で比較して決めるようにしてください。

  • プログラムが自分に合っているか
  • 事業所の就職実績が優れているか
  • 事業所の雰囲気が自分に合いそうか

事業所によって当たり外れが大きいので注意して選ぶようにしてくださいね。これらを基準に、最低でも2つの事業所は見学できると良いでしょう

Q. 就労移行支援事業所の探し方は?

下記5通りの方法から探すことができます。

就労移行支援事業所の「探し方」
  1. 大手で有名な事業所から優先的に探す
  2. 障害福祉サービスの検索サイトで探す
  3. Googleマップから探す
  4. お住まいの役所窓口に行って相談する
  5. 行きやすい専門機関に行って相談する

まずは「①大手で有名な事業所から優先的に探す」から比較基準を自分の中に作ることをお勧めします。

Q. 就労移行支援と転職エージェントの違いは?

障害者が利用できる就職支援サービスには「就労移行支援」と「転職エージェント」の2種類があります。それぞれの特徴は下記の通りです。

就労移行支援と転職エージェントの違い
  • 就労移行支援
    • 就労に向けたトレーニングが中心
    • 就労できる準備が整っていない方向け
    • フルタイム勤務に自信がない方におすすめ
  • 転職エージェント
    • 求人紹介と選考サポートが中心
    • 就労できる準備が整った方向け
    • 障害が軽度の方におすすめ

このように、就労できる自信がない方向けにリハビリをおこなうのが就労移行支援で、就労できる準備が整った方向けに就職支援をするのが転職エージェントです。

詳しいサービス内容の違いを表で整理しました。

就労移行支援エージェント
説明会や見学会◯あり×なし
体調管理トレーニング◯あり×なし
スキルのトレーニング◯あり×なし
求人紹介◯あり◎多い
書類作成サポート◯あり◎強い
面接練習サポート◯あり◎強い
入社時の条件交渉×なし△会社次第
入社後の職業定着支援◯あり△浅い

このように、就労移行支援は満遍なくサポートを受けることができる一方で、転職エージェントは求人紹介と転職支援に特化していることが大きな違いです。

もちろん併用することが可能なので、自信がない方は、まずは就労移行支援を利用してリハビリしつつ、慣れてきたら転職エージェントも登録して効率的に就職活動をおこなう、といった使い方もできます。

Q. 自立訓練とは?

自立訓練とは、障害のある方の“自立”を目的に、生活能力の維持・向上を目指していく障害福祉サービスのことです。身体障害がある方には『機能訓練(リハビリ)』をおこない、精神障害がある方には『生活訓練』をおこなっています。

この『生活訓練』には、例えば、身だしなみや金銭管理といったものから、ストレス対処や生活リズムの安定化など、施設によって様々なプログラムが用意されています。

生活訓練のプログラム例
  • 生活系プログラム
    • 金銭管理
    • 身だしなみ
    • 食事、洗濯、掃除など
    • 地域生活のマナー など
  • 体調管理系プログラム
    • ストレス対処
    • 生活リズムの整え方
    • アンガーマネジメント
  • レクリエーション系プログラム
    • グループミーティング
    • 音楽、調理
    • 行事、イベント、ゲーム等

お住まいの自治体によっては、在宅訓練を受けることができる場合もあるので「外出することが、体力的にも精神的にも不安」という方にもおすすめです。

Q.リワークデイケアとは?

リワークデイケアとは、大学病院やメンタルクリニックといった『精神科の医療機関』によって実施される、復職及び再休職予防のための復職支援プログラムです。

具体的なプログラム内容は、リワーク施設ごとにやや異なっていますが、概ね下記のような流れで、復職を目指していくことが多いですね。

リワークデイケアのプログラム例
  • 生活リズムを整え、習慣的に身体を動かす
  • プログラムで気づきを得る
  • スタッフと課題を共有して計画を練る
  • 再発防止のための方法を検討する
  • 復職に向けて会社と面談する

普段通っているクリニックで実施しているリワークプログラムがあれば、そこに通うのがベストです。あなたの障害には理解があるはずなので。

Q.就労継続支援とは?

就労継続支援とは、民間企業等で働くことが困難な場合に、障害や体調にあわせて無理なく、就労訓練や仕事をすることができる福祉サービスです。

就労継続支援の種類
  • A型事業所
    雇用契約を結び、最低賃金以上の給与がある 例:データ入力、飲食店ホール、パッキング等
  • B型事業所
    雇用契約は結ばず、軽作業の就労訓練をする 例:刺繍、部品加工、農作業、クリーニング等

簡単に違いを整理しました。

A型事業所B型事業所
雇用契約結ぶ結ばない
報酬最低賃金以上の給与進捗に応じた工賃がある
平均金額
(2021年)
月給81,645円
(時給だと926円)
月給16,507円
(時給だと233円)
職種の例データ入力、飲食店ホール
、パッキング等
刺繍、部品加工、
農作業、クリーニング等

実際の訓練および職業内容は、事業所によって異なるので確認してみてくださいね。

当サイトのアンケート取得に関して

就労移行支援の口コミを、定期的に取得しています。

調査概要

調査人数:722人
調査期間:2023年11月1日〜現在
調査方法:大手アンケート調査会社及び自社取得

当ページの評判・口コミは、オンライン調査および口コミ投稿フォームに寄せられた情報を参考に掲載しています。

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