倍率が高く少人数で募集される障害者雇用では、いち早く非公開求人を紹介してもらうためにも転職エージェント利用は欠かせません。特に50代は転職が難しいので、サポートで差がつきます。
本記事では、実際の利用者からの口コミ評価をもとに障害者転職サービスを比較して、50代障害者向けの転職エージェントを紹介していきます。
障害のある方向け
おすすめの転職エージェント
LITALICO仕事ナビ 4.6 | 業界最大級の求人数・実績 全国の求人件数4,000件以上 首都圏なら個別転職サポート 無料登録して求人を見る |
かべなし求人ナビ 4.3 | 丁寧にサポートしてもらうなら 人材大手のSMS社が運営 就労移行支援をまとめて探せる 無料登録して求人を見る |
dodaチャレンジ 4.5 | より年収の高い職場を探すなら 障害者転職の支援実績No.1 大手が多く年収を上げやすい 無料登録して求人を見る |
悩んだらまずは試したい:
50代障害者おすすめ転職エージェント
50代以降の障害者雇用でおすすめな転職エージェントをランキング形式で紹介します。厳選するために下記の観点で各サービスを比較しました。
- 障害者雇用の求人総数
- 利用者からの評判・口コミ
- 就職・転職支援の実績が豊富であること
手帳がない方・取得予定がない方はこちら
| 順位 | サービス名 | おすすめ度 | 向いている人 | 求人数 | エリア | 公式サイト | 解説記事 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | LITALICO仕事ナビ | 4.6 | 転職支援は東京近郊のみ対応 手帳をお持ちで求人数重視の方向け | 4,830 件以上 | 東京/埼玉 千葉/神奈川 | 求人を見る | 評判を見る |
2位 | かべなし求人ナビ | 4.5 | 全国対応で、サポート力が高い じっくり相談したい方向け | 650 件以上 | 全国 | 求人を見る | 評判を見る |
3位 | dodaチャレンジ | 4.3 | 就職支援実績No.1でサポート力が高い 大手企業狙いで年収をあげたい人向け | 1,700 件以上 | 全国 | 求人を見る | 評判を見る |
| 4位 | ランスタッド | 4.0 | 年収400万円以上の外資・大手向け 非公開求人が多く、年収を上げやすい | 550 件以上 | 全国 | 求人を見る | 評判を見る |
| 5位 | atGPエージェント | 3.9 | 企業スカウトを待ちたい方向け 地方求人や作業系など幅広く対応できる | 1,590 件以上 | 関東/関西 名古屋 | 求人を見る | 評判を見る |
6位以下の転職サービスを見る
| 順位 | サービス名 | おすすめ度 | 向いている人 | 求人数 | エリア | 公式サイト | 解説記事 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6位 | エージェントサーナ | 3.8 | 身体障害・内部障害の方向け 歴32年の老舗にサポートしてもらえる | 1,200 件以上 | 首都圏 関西 | 求人を見る | 評判を見る |
| 7位 | 障害者雇用バンク | 3.7 | 20〜30代若手で未経験職種の転職なら ハローワーク求人も閲覧できる | 1,100 件以上 | 首都圏 関西 | 求人を見る | 評判を見る |
| 8位 | DIエージェント | 3.5 | BABナビ連携で求人数は多い 情報収集目的なら選択肢には上がる | 1,000 件以上 | 全国 | 求人を見る | 評判を見る |
| 9位 | リコモス | 3.4 | 東京近辺で小規模サポート 職業適性検査なども興味があればぜひ | 600 件以上 | 東京近郊 | 求人を見る | 評判を見る |
| 10位 | マイナビパートナーズ紹介 | 3.3 | 都内の安定した大手企業狙いなら 特例子会社運営での採用可能性あり | 300 件以上 | 首都圏 関西 | 求人を見る | 評判を見る |
まずは上位3社(LITALICO仕事ナビ、かべなし求人ナビ、dodaチャレンジ)に登録して、提案求人やサポートを比較しながら進めるのが基本です。
50代におすすめの障害者転職エージェント:
1位.LITALICO仕事ナビ

- 業界最大級の掲載求人件数
- 障害者雇用求人は全国4,800件以上
- 就職支援サイトとして運営歴が長い
- 個別転職支援は一都三県に対応
- 全国では求人検索サイトとして利用可能
- 東京・埼玉・千葉・神奈川で個別サポートあり
LITALICO仕事ナビは、障害のある方の就職・転職を支援する求人サイトです。全国の障害者求人を幅広く掲載しており、勤務地・職種・合理的配慮・雇用実績などの条件で細かく探せる点が強みです。
特に、求人を自分で比較しながら情報収集したい人には使いやすく、公開求人の母数が大きいため、まず市場感をつかむ用途にも向いています。大手企業から中堅企業まで幅広く掲載されているので、選択肢を広く持ちたい人と相性が良いでしょう。
また、東京・埼玉・千葉・神奈川では個別転職支援も利用できます。首都圏であれば、求人検索だけでなく、キャリア相談や求人紹介まで一体で使えるため、ぜひ気軽に利用してみてください。
【公式】https://snabi.jp/
| LITALICO仕事ナビの基本情報 | |
|---|---|
| 分類 | 求人サイト/転職支援サービス |
| 料金 | 無料 |
| 対応地域 | 全国(個別転職支援は東京・埼玉・千葉・神奈川) |
| 対応障害 | 身体障害、精神障害、発達障害 など |
| 求人件数 | 全国4,800件(2026年4月時点) |
| 公式サイト | https://snabi.jp/ |
| 運営会社 | 株式会社LITALICO 有料職業紹介許可番号:13-ユ-312010 |
50代におすすめの障害者転職エージェント:
2位.dodaチャレンジ

- 障害者雇用の転職支援実績No.1
- 4ヶ月以上の正社員雇用総計(2024年度)
- 公開求人1,800件超、非公開求人は全体の9割
- 取引実績は約3,000社
- 登録後に紹介される非公開求人が中心
- 書類・面接対策・条件交渉まで一貫サポート
- 全国対応で、東京・大阪・愛知に拠点あり
- 地方在住でもオンライン面談に対応
dodaチャレンジは、パーソルグループの特例子会社が運営する障害者向け転職エージェントです。「転職支援実績No.1」と訴求されているように、求人数・企業接点・支援ノウハウの総合力が高いのが特徴です。
特に強いのは、一般公開されない非公開求人の多さです。公開求人も多いですが、実際には登録後に紹介される求人が中心で、年収アップや条件改善を狙う転職でも使いやすい設計になっています。
また、キャリア面談から書類添削、面接対策、企業との条件交渉まで一貫して支援を受けられます。初めての転職で進め方に不安がある方や、選考対策をきっちりやりたい方には相性がよいサービスです。
【公式】https://doda.jp/challenge/
| dodaチャレンジの基本情報 | |
|---|---|
| 分類 | 転職エージェント |
| 料金 | 無料 |
| 対応地域 | 全国 拠点:東京・大阪・愛知 |
| 対応障害 | 全ての障害 |
| 求人件数 | 1,800件(2026年4月時点) ※非公開求人は全体の9割 |
| 公式サイト | https://doda.jp/challenge/ |
| 運営会社 | パーソルダイバース株式会社 有料職業紹介許可番号:13-ユ-040608 |
おすすめの障害者転職エージェント:
3位.かべなし求人ナビ

- 障害者特化した転職サービス
- 障害者雇用の公開掲載求人は670件
- 就労移行支援や就労継続支援A/Bも掲載
- 東証プライム上場のSMSが運営
- 医療・福祉領域で実績のある大手人材会社
- じっくりと相談したい人におすすめ
かべなし求人ナビ(旧:デイゴー求人ナビ)は、株式会社エス・エム・エスが運営する、障害のある方向けの就職・転職情報サイトです。障害者雇用の求人検索だけでなく、就労支援事業所の情報もまとめて確認できるのが特徴です。
公開求人は670件で、掲載数だけを見ると超大手水準ではありませんが、求人情報に加えて会員向け紹介導線もあり、情報収集と相談を並行しやすい設計になっています。まず求人の傾向を見ながら、自分に合う選択肢を整理したい人には使いやすいサービスです。
また、かべなし就労支援ナビでは、就労移行支援・就労継続支援A型/B型・自立訓練の検索にも対応しています。一般就職だけでなく、就労準備の段階から比較したい人にも相性がよいです。
【公式】https://dei-go.com/
| かべなし求人ナビの基本情報 | |
|---|---|
| 分類 | 求人サイト/転職支援サービス/就労支援情報サイト |
| 対応障害 | 全て |
| 対応地域 | 全国 |
| 公開求人 | 670件(2026年4月時点) |
| サービス | 就労移行支援、就労継続支援A型/B型、自立訓練の情報検索 |
| 公式サイト | https://dei-go.com/ |
| 運営会社 | 株式会社エス・エム・エス 有料職業紹介許認可:13-ユ-190019 |
2025年9月「かべなし」へブランド名変更
本サービスは、2024年に「デイゴー」ブランドとして開始され、2025年9月5日に障害福祉領域の新ブランド「かべなし」へ統合されました。
これに伴い、「デイゴー求人ナビ」「デイゴー就労支援ナビ」は、それぞれ「かべなし求人ナビ」「かべなし就労支援ナビ」へ名称変更されています。
50代におすすめの障害者転職エージェント:
4位.ランスタッド

- 障害者雇用で年収を上げたい人に向く
- 外資系・大手企業の求人を扱う比率が高い
- フルタイムの正社員求人を中心に探しやすい
- 専任コンサルタントが面談から定着まで一貫対応
- 応募書類の添削や面談トレーニングに対応
- 内定後の手続きや入社後フォローも受けられる
- 障害種別で対応エリアが異なる
- 身体障害は全国対応
- 精神障害は東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・群馬・栃木・茨城・兵庫に対応
ランスタッドチャレンジドは、世界最大級の人材会社ランスタッドが提供する障害者向け転職支援サービスです。一般的な事務職求人だけでなく、比較的年収帯の高い大手・外資系求人を狙いやすいのが特徴です。
特に、これまでの就業経験を活かしてキャリアアップ転職をしたい人と相性がよく、フルタイム正社員の求人を中心に提案を受けやすい傾向があります。条件の良い非公開求人も含めて見たい場合は、候補に入れやすいサービスです。
また、専任コンサルタントが面談から書類添削、面談対策、内定後のフォローまで一貫して担当します。安定就業の実績があり、次の職場で年収や条件を引き上げたい人に向いています。
【公式】https://www.randstad.co.jp/
| ランスタッドチャレンジドの基本情報 | |
|---|---|
| 分類 | 転職エージェント |
| 料金 | 無料 |
| 対応障害 | 身体障害/精神障害 |
| 対応地域 | 身体障害:全国 精神障害:東京/神奈川/千葉/埼玉/大阪/群馬/栃木/茨城/兵庫 |
| 求人件数 | 590件以上(2026年4月時点) |
| サポート | 面談、求人紹介、書類添削、面談対策、入社後フォロー |
| 公式サイト | https://www.randstad.co.jp/ |
| 運営会社 | ランスタッド株式会社 有料職業紹介許可番号:13-ユ-010554 |
50代におすすめの障害者転職エージェント:
5位.atGPエージェント

- 全国で障害者求人を探せる老舗サイト
- 公開求人は1,589件(2026年4月時点)
- 都市部の事務職に強い一方、作業系や地方求人も一定数ある
- 柔軟な働き方に対応した求人を探しやすい
- 週20時間台の時短勤務求人あり
- 在宅勤務・リモートワーク配慮求人も掲載
- 求人サイト・エージェント・スカウトをまとめて使える
- スカウト機能を利用できる
- 転職支援だけでなく就労移行支援サービスも展開している
atGP(アットジーピー)は、株式会社ゼネラルパートナーズが運営する障害者向け求人サイト・転職支援サービスです。求人検索、エージェント紹介、企業スカウトを一つのサービス内で使い分けられるのが特徴です。
掲載求人は都市部の事務職が中心ですが、他社では少ない地方求人や、清掃・軽作業系、時短勤務、在宅配慮求人も見つけやすく、守備範囲は広めです。特に、首都圏・関西圏で事務職を探す人には使いやすいサービスです。
また、求人を自分で探すだけでなく、企業からスカウトを受ける使い方もできます。今すぐ転職したい人だけでなく、情報収集しながら良い条件があれば動きたい人にも向いています。
【公式】https://www.atgp.jp/
| atGP(アットジーピー)の基本情報 | |
|---|---|
| 分類 | 求人サイト/転職支援サービス |
| 料金 | 無料 |
| 対応地域 | 全国 |
| 対応障害 | 全ての障害 |
| 求人件数 | 1,589件(2026年4月更新時点) 職種例:時短勤務、在宅配慮、事務職、作業系求人 など |
| 主な機能 | 求人検索、エージェント紹介、企業スカウト |
| 登録者数 | 累計180,000人以上 |
| 公式サイト | https://www.atgp.jp/ |
| 運営会社 | 株式会社ゼネラルパートナーズ 有料職業紹介許可番号:13-ユ-030101 |
50代におすすめの障害者転職エージェント:
その他断られにくい転職エージェント
ここでは、経歴次第では転職が難しくなってしまう50代の障害者でも、求人紹介を断られにくい転職エージェントを紹介していきます。具体的には下記の通りです。
| サービス名 | 断られにくさ |
|---|---|
| ハローワーク 地域障害者職業センター | 5.0 断られることはない |
| LITALICO かべなし求人ナビ atGP | 4.5 大手で求人掲載数が多い 幅広い職種や地域に対応 |
| dodaチャレンジ ランスタッド 障害者雇用バンク | 3.5 審査が厳しいこともある 対応地域が限定されがち |
| 小規模エージェント | 2.5 求人数が少なく断られる |
50代の障害者雇用の現状
身体障害であれば転職活動は十分可能ですが、転職活動そのものは年齢的に難航しやすい傾向にあります。
- 身体障害者の雇用率は50代が高い
- 障害者の転職はまだ難しい
50代の障害者雇用の現状:
身体障害者の雇用率は50代が高い
身体障害がある方の雇用率では、50代が最も高くなっています。以下の表は厚生労働省のデータを整理したものですが、身体障害者の雇用者は約3人に1人が50代です。
| 20-24歳 | 25-29歳 | 30-34歳 | 35-39歳 | 40-44歳 | 45-49歳 | 50-54歳 | 55-59歳 | 60-64歳 | 65歳以上 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 身体障害 | 2.5% | 3.8% | 4.7% | 7.8% | 6.3% | 11.8% | 15.8% | 16.3% | 13.0% | 17.4% |
| 知的障害 | 25.0% | 18.1% | 18.0% | 9.2% | 8.0% | 5.1% | 8.6% | 2.6% | 1.9% | 0.5% |
| 精神障害 | 9.5% | 15.1% | 13.4% | 12.2% | 12.3% | 12.1% | 15.7% | 5.8% | 2.6% | 0.8% |
| 発達障害 | 23.1% | 21.4% | 16.7% | 8.4% | 3.9% | 6.4% | 12.9% | 1.6% | 1.4% | 0.6% |
身体障害者の雇用義務化がされたのは1976年以降と歴史があるので、身体障害者の雇用率は50代の方が最も高くなっています。(知的障害者は1998年から)
また、直近は法定雇用率の引き上げが続いており企業の採用意欲も高まっています。経験や安定した働きぶりを評価する企業も増えているため、50代からの転職でも十分にチャンスがあります。
一方で、精神障害と発達障害が「障害者雇用率の算定基準」に加わったのは2018年と新しいこともあって、雇用率だと20-30代の若年層が高いです。
50代の障害者雇用の現状:
障害者の転職はまだ難しい
現時点では、就職申し込みをした43.9%しか就職していません。つまり、申し込んだうち56.1%は就職していない、ということです。

※厚生労働省のデータをもとに作成
上記のグラフ推移を見ると、ここ10年で改善されつつはあるものの、だいたい40~45%あたりに落ち着いていることがわかります。
特に、人気企業ほど退職者が出ないので「転職したくても良い求人がない」というのもありますね。
50代障害者の転職が難しい理由
50代でも就職そのものはできるのですが、良い職場への“転職”だと、若い世代と比べて不利になるので、転職活動が長期化しやすいです。理由は下記の通り。
- 障害者雇用枠が少ない
- 年齢が高いことは転職では不利
- 障害者雇用ではスキルは重視されない
実際、採用企業側が、転職エージェントに募集要項を伝えるときに「45歳まで」と、裏で制限をかけるところが多いです。
50代障害者の転職が難しい理由①
障害者雇用枠が少ない
一般雇用と比べると、障害者雇用は枠が少ない「買い手市場」となっており、障害者を募集する求人が足りていないので、転職活動が難しくなります。
- 配慮が難しく定着率が低いため
障害の種類が多岐に渡るので、体制を整えることは難しい。特に、障害が目に見えず就業が安定しない精神障害だと採用しにくい - 知識と経験のある管理職が少ないため
慣れていない管理職からすると「自身がコントロールできない理由で、仕事に支障が出てしまう求職者」を積極的に採用しにくい
法定雇用率は引き上げられ続ける予定なので、長期的には改善されますが、まだ求人数が足りないことには変わりません。
補足|法定雇用率とは
法定雇用率とは、企業の従業員数に応じて、一定割合以上の障害者雇用を義務付けた制度のことです。基準を満たさない場合、納付金(罰則)が発生します。(厚生労働省)
2026年4月現在、法定雇用率は2.5%なので、従業員40人に対して1人以上の障害者雇用が必要です。今後も段階的に引き上げが予定されています。
- 1988年4月:1.6%
- 1998年7月:1.8%
- 2013年4月:2.0%
- 2018年4月:2.2%
- 2021年3月:2.3%
- 2024年4月:2.5%
- 2026年7月:2.7%(予定)
50代障害者の転職が難しい理由②
年齢が高いことは転職では不利
ただでさえ障害者雇用枠が少ない上に「年齢が高いこと」は転職で不利になります。50代は20-40代に比べて難しい状況です。理由は下記の通り。
- 新しい環境や仕事に慣れにくいため
- 体力低下や健康面への不安があるため
- 年下の上司から見て、扱いに困るため
- 定年までの年数が短いため
特に、障害者雇用だと「長期雇用が重要」になるので、50代後半となると「定年までの年数が短い」という意味で、かなり難しくなります。
そもそも転職市場に出てくるのは20〜40代の若い世代が中心です。より良い職場に転職しようとなると、彼らと戦わなくてはなりません。
50代障害者の転職が難しい理由③
障害者雇用ではスキルは重視されない
障害者雇用では、年齢が高いからこそのメリットである「スキルや経験」が評価されにくいことも、転職難易度を上げる要因になっています。
実際、障害者雇用枠のほとんどが事務や単純作業系なので「専門性が高いもの」は少なく、それほどスキルは重視されません。
もちろん、一部はスキルや経験が活かせる仕事はありますが、どうしても数は少なくなります。つまり、さらに「枠の奪い合いになる」ということです。
一般雇用であれば、これまでのキャリアで培ったスキルやコネクションが評価されて、50代でも転職できるケースはあるんですけどね…
50代障害者の転職が難しい理由:
ここまでのまとめ
近年、障害者の雇用は大きく改善しつつありますが、それでもまだ「50代障害者だと難しい」という状況です。(50代は障害者でなくても難しいです。)
さらに、期待されているスキルが高くはない障害者雇用枠だと、年齢を重ねることのメリットが少なく、企業側にも避けられやすいといった状況にあります。50代となると経歴次第では転職活動が難航しやすいので、複数の支援機関を利用しながら進めましょう。
悩んだら、地域障害者職業センターに相談してみてください。エリアごとに電話番号が記載されているので、すぐつながります。
就職活動は一人で進めず、専門家と相談しながら進めてください。理由は、障害と仕事(環境や業務内容)の“相性”を慎重に見極める必要があるからです。客観的な立場で意見をくれるパートナーの存在は、心強い味方になります。
50代ならではの悩みと、転職で大切にしたい価値観
50代での転職は、若い頃とは違う悩みや優先順位がはっきりしてくる時期です。体力の変化、家族や介護との両立、年金や生活費の計画など、考えるべきことは決して少なくありません。
ここでは、50代ならではの視点から“後悔しない転職”のために大切なポイントを整理して紹介します。
- 体力・健康と働き方のバランスをどう取るか
- 家族・介護・通院との両立を踏まえた仕事選び
- 年金・生活費などを踏まえ「あと何年働くか」
- 50代転職で後悔しないための優先順位
50代ならではの悩みと、転職で大切にしたい価値観#1
体力・健康と働き方のバランスをどう取るか
50代の転職では、これまでと同じ働き方を続けることが負担につながる場合があります。
年齢とともに体力や体調の波が出やすくなり、長時間労働や通勤負荷が大きい職場では無理が重なりやすくなります。
そのため、自分の健康状態に合わせた業務量や働き方を早い段階で見直し、長く続けられる環境を選ぶことが重要です。
- 週20〜30時間の短時間勤務を選ぶ
- 在宅勤務・一部リモートで通勤負担を軽減する
- 体調変動に理解のある企業・配慮実績のある職場を選ぶ
- 無理のない業務範囲を面接段階で丁寧に共有する
無理を前提にした働き方では定着しにくいため、自分にとって続けやすい環境を選ぶことが大切です。負担を抑えた働き方を意識することで、継続しやすくなります。
50代ならではの悩みと、転職で大切にしたい価値観#2
家族・介護・通院との両立を踏まえた仕事選び
50代では、家族の介護や持病の通院など、働き方に影響する要素が増えていきます。
これらの事情を考慮せずに転職すると、生活との両立が難しくなり、結果的に継続が難しくなるケースもあります。
そのため、勤務時間の柔軟さや休暇制度、急な予定変更への理解といった「生活に合わせた働きやすさ」を事前に確認し、自分の状況に無理なく対応できる職場を選ぶことが大切です。
- 通院配慮の実績がある企業を選ぶ
- 急な休みが取りやすい職場か確認する
- シフト調整しやすい業務・部署を選択する
- 介護との両立支援制度(時短勤務など)の有無をチェックする
両立がしやすい環境を選ぶことで、生活リズムが安定し、長く働き続けやすくなります。家族や通院の事情は前向きに共有し、自分に合った働き方を確保しましょう。
50代ならではの悩みと、転職で大切にしたい価値観#3
年金・生活費などを踏まえ「あと何年働くか」
50代の転職では、年金受給までの期間や今後の生活費を踏まえて「あと何年働くか」を逆算する視点が欠かせません。
収入の安定だけでなく、働く期間と生活リズムが無理なく続くかを見極めることで、将来的な不安を減らしやすくなります。働く年数から逆算して転職計画を立てることが大切です。
- 配慮事項を年金受給開始までの収入をどの働き方で確保するか考える
- 週20〜30時間勤務など「続けられる働き方」を前提に選ぶ
- 生活費・固定費を把握し、必要な収入ラインを設定する
- 働く年数に合わせて正社員・時短勤務・パートを柔軟に検討する
働く年数を意識すると、無理なく続けられる働き方が明確になり、転職後の不安も減らせます。長期的な生活設計に合う働き方を選ぶことが、50代以降の安定につながります。
50代ならではの悩みと、転職で大切にしたい価値観#4
50代転職で後悔しないための優先順位
50代の転職では、「できるだけ長く続けられる働き方」を軸に考えることが重要です。
年収や職種だけで決めてしまうと、通勤負担や人間関係、体力面のギャップが大きくなり、入社後に後悔するケースもあります。
自分が何を優先したいのか、健康・生活リズム・働きやすさなどの観点から整理し、無理をしなくても続けられる環境を選ぶことが転職成功につながります。
- 長く続けられる勤務時間・通勤距離を優先する
- 人間関係や職場の雰囲気を重視する
- 体調管理しやすい業務量・働き方を意識する
- 収入だけでなく生活との両立を総合的に判断する
優先順位を明確にすることで、条件に振り回されず、自分に合う職場を見極めやすくなります。50代以降は「無理なく続けられる働き方」が最も大きな価値になります。
50代障害者の働き方パターン別・おすすめサービス
50代では、体力・家庭状況・収入の必要額などによって、選ぶべき働き方が大きく変わります。
ここでは、代表的な働き方パターンごとに、相性の良い支援サービスや転職エージェントの選び方を整理して紹介します。
- 正社員で安定収入を目指したい人向け
- 短時間・パートで働きたい人向け
- 在宅勤務で働きたい人向け
50代障害者の条件別のおすすめサービス#1
正社員で安定収入を目指したい人向け
正社員求人や高年収帯の案件が多く、保有求人数と転職実績のあるおすすめの転職エージェントは以下になります。
| 順位 | 就職/転職エージェント | おすすめ度 | 対応エリア | 公開求人 | コメント | 個別解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | dodaチャレンジ | ★★★★★ 4.6 | 全国 | 1,700件 以上 | 就職実績No.1の大手で求人数が多い 事務職やIT技術職で年収UPなら | [btn class=”simple small”]詳細[/btn] |
2位 | ランスタッド | ★★★★★ 4.5 | 全国 | 600件 以上 | 都心の300万円以上のフルタイム中心 非公開求人が多く、年収が上がりやすい | [btn class=”simple small”]詳細[/btn] |
3位 | LITALICO仕事ナビ | ★★★★☆ 4.3 | 首都圏 | 4,400件 以上 | 転職支援は首都圏エリアのみで対応 在宅ワーク案件もあり | [btn class=”simple small”]詳細[/btn] |
50代障害者の条件別のおすすめサービス#2
短時間・パートで働きたい人向け
週20時間前後の短時間勤務やパートを目指す方へ、時短求人を探しやすいおすすめの転職エージェントは以下となります。
| 順位 | 就職/転職エージェント | おすすめ度 | 対応エリア | 公開求人 | コメント | 個別解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | LITALICO仕事ナビ | ★★★★★ 4.7 | 首都圏 | 4,400件 以上 | 短時間勤務OKの求人が多数掲載 パート系求人も探しやすい | [btn class=”simple small”]詳細[/btn] |
2位 | atGPエージェント | ★★★★★ 4.5 | 全国 | 1,500件 以上 | 週あたりの勤務時間で絞り込める 比較的地方や作業系案件もある | [btn class=”simple small”]詳細[/btn] |
3位 | 障害者雇用バンク | ★★★★☆ 4.2 | 首都圏 関西 | 2,200件 以上 | 10社以上の求人紹介をしてもらえる ハローワーク求人もまとめて検索できる | [btn class=”simple small”]詳細[/btn] |
50代障害者の条件別のおすすめサービス#3
在宅勤務で働きたい人向け
在宅やリモート中心で働きたい方に向けて、在宅勤務OKの求人を探しやすいおすすめの転職エージェントは以下となります。
| 順位 | 就職/転職エージェント | おすすめ度 | 対応エリア | 公開求人 | コメント | 個別解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | LITALICO仕事ナビ | ★★★★★ 4.7 | 首都圏 | 4,400件 以上 | 在宅勤務案件も豊富 特集ページもあり探しやすい | [btn class=”simple small”]詳細[/btn] |
2位 | dodaチャレンジ | ★★★★★ 4.6 | 全国 | 1,700件 以上 | 就職実績No.1の大手で求人数が多い 在宅ワーク支援にも力を入れている | [btn class=”simple small”]詳細[/btn] |
3位 | DIエージェント | ★★★★☆ 4.2 | 全国 | 2,400件 以上 | 運営元はテレワーク支援に強み BABナビ連携で求人数も多い | [btn class=”simple small”]詳細[/btn] |
障害者向け転職エージェントの選び方
転職エージェントは、以下の手順で選びましょう。それぞれの手順ごとに、比較ポイントもあわせて整理します。
障害者向け転職エージェントの選び方①
まずはオープンかクローズかを決める
まず、障害者手帳を持っていれば、大きく2種類の就労形態(オープン就労とクローズ就労)を選ぶことができ、それぞれで使うべき転職サービスも異なります。
- オープン就労(障害を開示して就職する)
◎良い点:配慮があり長期継続しやすい
×悪い点:求人の種類が少ない傾向にある
→障害者専門の転職エージェントを使おう
※基本的にまずはこちらを優先したい - クローズ就労(障害を隠して就職する)
◎良い点:求人の種類が豊富
×悪い点:配慮が得られず長期継続しにくい
→一般の転職エージェントを使おう
※障害者手帳がない場合の選択肢になりやすい
選考企業に障害内容を開示するかどうかは、業務遂行にどの程度の配慮が必要かを基準に判断しましょう。
以下で簡単に説明していきます。
オープンかクローズかの判断目安①
業務遂行に困難があるなら障害者雇用
精神障害や発達障害の影響で、業務の完遂が難しく、大きな調整が必要になる場合は、障害者手帳を取得したうえで障害者雇用枠に応募するのが基本です。
精神障害者保健福祉手帳「3級」の取得条件
精神障害であって、日常生活若しくは社会生活が制限を受けるか、又は日常生活若しくは社会生活に制限を加えることを必要とする程度のもの
引用元:厚生労働省
一般雇用枠と比べると、職種や給与水準は限定されやすいものの、配慮を前提に働けるため、安定して長く続けやすい可能性があります。さらに配慮を重視するなら、特例子会社という選択肢もあります。
オープンかクローズかの判断目安②
配慮がある程度必要ならオープン就労
業務遂行が困難というほどではないものの、コミュニケーションや仕事の進め方などで一定の配慮が必要なら、オープン就労を検討しましょう。
オープン就労であれば、障害者雇用と一般雇用の両方を比較しながら求人を探せるのが利点です。ただし、どの程度の配慮が得られるかは企業や上司によって差があるため、実際の職場環境を慎重に見極める必要があります。
オープンかクローズかの判断目安③
上司の配慮で十分ならセミオープン就労
日常業務で大きな配慮までは不要でも、軽いストレスや苦手があるなら、障害名までは伝えず、苦手な傾向だけ共有するセミオープン就労も選択肢です。
配慮がなくても短期的には働ける場合でも、ストレスが長期的に蓄積すると、うつ病などの二次障害につながることがあります。直属の上司だけでも事情を理解していれば、業務の振り分けや接し方が調整されやすくなります。
オープンかクローズかの判断目安④
配慮不要ならクローズ就労
配慮がなくてもストレスなく安定就労できる状態なら、クローズ就労でも問題ありません。たとえば、症状が薬や生活管理で十分コントロールできている場合などです。
クローズ就労は、障害への配慮がないことがデメリットですが、その分応募できる求人の幅が広く、書類選考も通りやすい傾向があります。配慮が不要な人にとっては、有力な選択肢です。
| 働き方 | 雇用枠 | 配慮 | 周囲 | 求人の幅 | 通過率 |
|---|---|---|---|---|---|
| クローズ | 一般雇用枠 | ほぼない | 健常者中心 | 幅広い | 普通 |
| オープン | 一般雇用枠 | 職場次第 | 健常者中心 | 幅広い | 下がりやすい |
| 障害者雇用枠 | 高い | 障害者もいる | 少なめ | 普通 | |
| 特例子会社 | より高い | 障害者のみ | かなり少ない | 倍率が高い |
悩んだらまずは障害者雇用にして!
迷う場合は、まず障害者雇用を優先して検討しましょう。一般雇用は配慮が得られにくく、統計的にも継続率が低いからです。
| 求人種別 | 3ヶ月後継続率 | 1年後継続率 |
|---|---|---|
| 障害者求人 | 86.9% | 70.4% (続きやすい) |
| 一般求人(障害オープン) | 69.3% | 49.9% (続きにくい) |
| 一般求人(障害クローズ) | 52.2% | 30.8% (続きにくい) |
このように、一般枠では障害をオープンにしても1年後継続率は49.9%、クローズ就労では30.8%にとどまります。短期離職を繰り返すと経歴にも悪影響が出やすいため、多少給与条件が劣っても、無理なく続けやすい障害者求人を優先する方が合理的です。
障害者向け転職エージェントの選び方②
転職志望先に強いサービスを選ぶ
障害者枠か一般枠かを決めたら、次は志望している条件(業種や役職)に強い転職エージェントを使いましょう。
特に、志望業界に特化したエージェントであれば、業界出身のアドバイザーが在籍していることも多く、提案やサポートの質が高くなりやすい傾向があります。
- 自分の欲しい求人を持っている可能性が高い
- 業界主要企業の転職トレンドに詳しい
- 在籍アドバイザーに業界経験者が多い
もちろん、担当者が優秀であれば企業開拓までしてくれることもありますが、最初からその業界の企業と長く取引しているエージェントの方が有利です。
障害者向け転職エージェントの選び方③
複数併用しながら担当者を見極める
志望業界・職種に強い転職エージェントをある程度絞れたら、最後は複数併用しながら、担当アドバイザーの支援力と提案求人の質を比較することが重要です。
障害者の転職では、一般の転職活動とは異なる論点が多いため、専門知識の有無が結果に直結しやすいです。比較するときは、次の3点を基準にしましょう。
- 比較1. 障害者支援の実績
- 比較2. キャリアアドバイザーの提案・サポート
- 比較3. 希望業種での求人掲載数と質
この3点を見ずに選ぶと、「良い求人がなく無駄な登録になった」「担当者に障害理解がなかった」といった小さな失敗につながります。
転職エージェントの比較基準#1
障害者支援の実績
転職エージェントは個人規模の小さい事業者まで含めると非常に数が多いため、客観的に比較しやすい「実績」は重要な判断材料です。
実績のあるエージェントほど魅力的な求人を持っている傾向があります。企業側は障害者採用を始めるとき、すでに取引実績のある転職エージェントに依頼することが多いからです。
また、障害者転職に強いキャリアアドバイザーが在籍しやすい点も重要です。実績のある組織では、その分だけノウハウが蓄積されています。
転職エージェントの比較基準#2
キャリアアドバイザーの提案・サポート
転職活動においてキャリアアドバイザーに求められる役割は、あなたの価値観・特性・強みを理解したうえで、最適な求人と進め方を提案することです。
・あなたに合ったキャリアプランや求人を提案すること
・理想の転職を実現するための支援を行うこと
特に障害者の転職では、社名や年収だけではなく、「どこなら強みを発揮しやすいか」「どこなら無理なく働き続けられるか」で判断する必要があります。
そのため、本当に信頼できる人物かどうかを次の観点で見極めましょう。
- 障害への理解がある
- 志望業種の転職事情に詳しい
- 初回面談で希望を深掘りしてくれる
- 応募企業のネガティブ面も教えてくれる
- キャリア相談や面接対策に時間をかけてくれる
- 配慮しつつも本質的な助言をしてくれる
- 障害への理解がない
- 業種や仕事内容への知識が浅い
- 初回面談で表面的なことしか聞かない
- 高圧的、傾聴しないなど配慮と礼節に欠ける
- 内定が出やすい求人ばかり勧める
- 説明なく大量の求人を送りつける
担当者との相性もあるため、最初から一人に絞らず、複数のアドバイザーと面談して比較するのが安全です。
良い担当者であれば、あなたを理解するために丁寧に質問してくれるため、自分の考えを整理する助けにもなります。
転職エージェントの比較基準#3
希望業種での求人掲載数
どれだけ担当者が優秀でも、転職エージェント自体があなたに合う求人を持っていなければ、紹介は受けられません。
「求人掲載数が多い」ということは、それだけ好条件の求人に出会える可能性が高いということです。特に障害者向けの好条件求人は募集枠が少なく、すぐ埋まりやすいため、できるだけ多くの求人を保有しているエージェントに登録しておくのが合理的です。
補足|50代の障害者転職でよくある質問
50代・未経験でも正社員になれますか?
業界未経験でも、これまでの職歴やスキルが活かせる職種であれば、50代から正社員採用される可能性はあります。障害者雇用に強いエージェントを活用し、応募先を慎重に選ぶことが大切です。
年金や生活費が心配で転職に踏み出せません…どう考えればいいですか?
年金や生活費が不安なときは、まず家計と必要な収入額を整理し、どの働き方なら無理なく続けられるかを考えましょう。一人で悩まず、エージェントや支援機関に相談してシミュレーションしてもらうのも有効です。
50代後半ですが、今の会社を辞めて転職しても大丈夫でしょうか?
50代後半の転職が必ずしも「無謀」というわけではありません。ただし、年収アップよりも、体調・通勤・人間関係などを優先し、定年まで続けやすい職場かどうかを軸に慎重に判断することが大切です。

